3D凍結マイワシで販路拡大|回転寿司チェーンにも採用されたカネ共三友冷蔵様

輸出向けの加工原料だったマイワシを、刺身でも食べられる冷凍商品に変える。2019年7月、みなと新聞が伝えた北海道根室市のカネ共三友冷蔵様の取り組みです。道東で水揚げが増えるマイワシの高付加価値化へ、同社は古賀産業(山口県下関市)の3Dフリーザーを導入し、棒受網漁が本格化した2019年6月から生食も可能な冷凍マイワシの生産に乗り出しました。石田一志社長の談話には、「水揚げしたその日のうちに3D凍結している」という一節が登場します。本記事では、紙面が伝えた販路開拓の中身を整理します。回転寿司チェーンでの採用に至る流れまで、この1本で分かります。

古賀産業は2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN)へ社名を変更しました。

引用元:みなと新聞 2019年7月23日 掲載(社名・肩書は掲載当時のものです)

※本記事は、紙面で報じられた当時の内容をもとに、背景や現在の情報を補って読みやすく再構成しています。

新聞紙面の全体スキャン。3D凍結マイワシの販路拡大を報じる記事面に、凍結マイワシと3Dフリーザー装置、石田一志社長の写真が並ぶ

結論:カネ共三友冷蔵様は3D凍結マイワシで販路を拡大。回転寿司チェーンでの採用も決まった

紙面の見出しは「3D凍結マイワシ販路拡大 カネ共三友冷蔵が外食開拓」。根室からの導入事例の一報です。紙面の内容を整理します。

項目内容
掲載紙みなと新聞(2019年7月23日付)
紙面の見出し3D凍結マイワシ販路拡大/カネ共三友冷蔵が外食開拓(地域枠は「北海道根室」)
報じられた企業(当時)カネ共三友冷蔵様(本社・北海道根室市、石田一志社長)。道東で水揚げが増加しているマイワシの高付加価値化に取り組み、棒受網漁が本格化した2019年6月から生食も可能な冷凍マイワシ生産に乗り出した
根室産マイワシ(当時)禁漁したロシア水域内サケ・マス流網漁の代替で、サンマと同じ棒受網漁などで5〜8月に漁獲。「根室七星」のブランド名で官民を挙げて知名度向上に取り組む。鮮度保持設備の整ったサンマ船が獲り、水氷を張ったタンクで港に揚げるため高鮮度・高品質で知られる
3Dフリーザー導入(当時)マイワシ取扱量は近年増加傾向で2018年は約400トンを処理。「缶詰などの冷凍加工原料で輸出向けが主力」(石田社長)だったが、2019年期は国内販路の開拓を視野に古賀産業(山口県下関市)の3Dフリーザーを導入し、より高付加価値の冷凍に乗り出した
商品化(当時)国内外食や中食業態向けに、刺身・かば焼きなどのご飯周りのおかず素材として提案。ラウンド凍結でM(1尾110〜130グラム)・L(130〜150グラム)・2L(150〜170グラム)にサイズ分けし、5尾真空パックやバラ凍結のバルクなど荷姿はユーザーの要望に対応
販路と目標(当時)回転寿司チェーンでの採用も決定(石田社長談話・本文に掲載)。2019年期のマイワシ取扱量は前年の2倍の800トン程度への引き上げを目指す

紙面に登場する3Dフリーザー®は、独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に包み込んで急速凍結する急速冷凍機です。

比較・選定で迷ったら
食品や処理量に合う急速冷凍機を、カタログと導入相談で具体的に確認できます。
仕様・寸法はカタログで確認し、設置可否や機種選定は導入相談で確認できます。

「根室七星」:サンマ船が獲る高鮮度マイワシと産地の事情

紙面によれば、根室産マイワシはサンマと同じ棒受網漁などで5〜8月に漁獲されます。禁漁となったロシア水域内サケ・マス流網漁の代替にあたる漁で、サンマやサケの水揚げ低迷が続く中、「根室七星(ねむろしちせい)」のブランド名で官民を挙げて知名度向上に取り組んでいました。

2019年の報道当時、漁獲量では巻網船が水揚げする釧路に及びませんでした。それでも根室産が評価されたのは、獲り方に理由があります。鮮度保持設備の整ったサンマ船が同様の漁法で獲り、水氷を張ったタンクで港に揚げるため、高鮮度・高品質で知られると紙面は伝えています。量で勝てない産地が、質で勝負する構図です。その質を最後まで守り切る手段として、凍結が浮上します。

「水揚げしたその日のうちに3D凍結」:輸出原料から生食対応の商品へ

カネ共三友冷蔵様のマイワシ取扱量は近年増加傾向にあり、2018年は約400トンを処理しました。ただ、当時の主力は「缶詰などの冷凍加工原料で輸出向け」(石田社長)でした。2019年期は国内販路の開拓を視野に3Dフリーザーを導入し、より高付加価値の冷凍に乗り出したと紙面は伝えています。

商品の柱は、生食対応のラウンド凍結です。脂のりが良く、サンマに匹敵する味わいのマイワシを、刺身やかば焼きなどのご飯周りのおかず素材として国内外食・中食業態へ提案しました。M・L・2Lのサイズ分けに加え、5尾真空パックやバラ凍結のバルクなど、荷姿は使う側の要望に合わせました。小売・外食業態にはアニサキス食中毒のリスクを避け、安定した品質で通年扱える冷凍原料を求める動きがあり、そのニーズに応える形です。石田社長は手応えをこう語っています。

「回転寿司チェーンでの採用も決まり、引き続き販路開拓に努めている。鮮度を重視して水揚げしたその日のうちに3D凍結している。シンプルなラウンド凍結で刺身の他さまざまな用途にお使いいただける」

(カネ共三友冷蔵・石田一志社長の談話。引用元:みなと新聞 2019年7月23日 掲載)

水揚げ当日の凍結は、鮮度のピークを商品に封じる工程です。同社は2019年期のマイワシ取扱量を、前年の2倍の800トン程度に引き上げたい考えだと紙面は結んでいます。

比較・選定で迷ったら
食品や処理量に合う急速冷凍機を、カタログと導入相談で具体的に確認できます。
仕様・寸法はカタログで確認し、設置可否や機種選定は導入相談で確認できます。

自社のマイワシ・青魚で凍結テストをして、生食対応の品質を確かめる

生食向けの冷凍商品は、解凍後の品質がそのまま商談の材料になります。KOGASUNの凍結テストは無料です。マイワシ・サンマ・アジなど、実際に商品化したいサイズと荷姿で持ち込めば、凍結にかかる時間と、解凍後の身の締まり・色・ドリップを実物で確認できます。水揚げの増える魚を高付加価値化したい産地・加工の事業者ほど、量産体制を組む前に自社の魚で確かめておく価値があります。冷凍・冷却テスト・デモ相談からお申し込みください。

自社商品で確認したい方へ
カタログだけで判断しにくい仕上がりは、実際の食材で凍結テストできます。
乾燥・ドリップ・形崩れ・解凍後の品質など、導入前に自社商品の状態で確認できます。

カネ共三友冷蔵様の3D凍結マイワシでよくある質問

根室産マイワシはなぜ品質が高いとされていましたか?

鮮度保持設備の整ったサンマ船が獲り、水氷を張ったタンクで港に揚げるためです。2019年の報道当時、漁獲量では巻網船が水揚げする釧路に及ばないものの、根室産は高鮮度・高品質で知られると紙面は伝えています。「根室七星」のブランド名で知名度向上にも取り組んでいました。

カネ共三友冷蔵様はなぜ3Dフリーザーを導入したのですか?

輸出向けの加工原料が主力だったマイワシを、より高付加価値の冷凍商品に変えるためです。2019年の報道当時、カネ共三友冷蔵様のマイワシ取扱量は増加傾向で2018年は約400トンを処理しており、国内販路の開拓を視野に導入したと報じられています。

冷凍マイワシはどのような商品として販売されましたか?

生食も可能なラウンド凍結の商品です。2019年の報道当時、M(1尾110〜130グラム)・L(130〜150グラム)・2L(150〜170グラム)にサイズ分けし、5尾真空パックやバラ凍結のバルクなど、荷姿は使う側の要望に合わせたと報じられています。刺身やかば焼きなどの素材として、国内外食・中食業態へ提案されました。

外食業態はなぜ冷凍のマイワシを求めていたのですか?

アニサキス食中毒のリスクを避けながら、安定した品質で通年扱える原料が必要だったためです。2019年の報道当時、小売・外食業態には高付加価値な冷凍原料を求める動きがあったと紙面は伝えています。規定の温度と時間で凍結した魚は、生食メニューの安全確保の手段の一つになります。

マイワシのような青魚の凍結に3Dフリーザーは向いていますか?

向いています。青魚は脂が多く鮮度低下が速いため、凍結までの時間と凍結の速さが解凍後の品質を左右するからです。3Dフリーザーは独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に凍らせて、品質が落ちやすい温度帯を短時間で通過させるため、水揚げ当日の凍結と組み合わせれば生食対応の商品づくりを支えられます。サイズと処理量が決まれば、機種選定と凍結テストの条件を組み立てられます。

まとめ:水揚げ当日の3D凍結が、根室のマイワシを外食の商材に変えた

みなと新聞が伝えたカネ共三友冷蔵様の取り組みは、輸出向け原料が主力だったマイワシを、水揚げ当日の凍結で生食にも使える商品へ引き上げた事例でした。サンマ船が守った鮮度を、3Dフリーザーが商品の品質として固定し、回転寿司チェーンの採用という販路につながりました。この事例を自社の魚に置き換える第一歩は、実物での検証です。無料の凍結テストで、解凍後の品質を確かめられます。カタログ請求やテストのご相談は、以下からお問い合わせください。

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