急速冷凍冷却装置
「3Dフリーザー®︎」
3D冷気(高湿度冷気)で
三次元的に素早く冷却する技術。
従来方式の「2次元冷凍」は、食材に対し一方向からの強制貫流冷気を直接吹きかけ冷凍します。このため食材の水分は奪われ、乾燥を引き起こし、表面の氷結が内部の凍結を妨げ、氷結晶の拡大を招きます。この現象が、現在までの冷凍食品の一般常識を作っていることは間違いありません。
これに対し、冷凍食品の常識の垣根を打ち破る「3次元冷凍」は、冷凍前と解凍後の品質の違いがほとんど判別出来ないほど高品質の維持が可能です。KOGASUNの特許技術ACVCS®熱交換方式は、食材に殆ど風を当てずに、一方向からではなく全体を高湿度の3D冷気で包み込むように三次元的に冷凍・冷却していきます。従来のものとは全く異なったACVCS®熱交換方式は、空気分子同士で間接的に熱交換を行うのが特徴であり、これが庫内湿度の高湿度化を生み出し「3次元冷凍・冷却」を可能にしました。高温から一気に冷凍・冷却することが可能になり、乾燥を抑えながら驚異的な歩留まりを達成します。
※ACVCS® ・・・Anti Cycle Vibration Cold System(非貫流冷気システム)
ACVCS®は世界各国で認められたKOGASUN独自の技術です。
なぜ乾燥しない冷凍ができるの?
従来の急速冷凍機は、風を起こして食材の表面から温度を下げていましたが、その際、表面の水分も奪っていたのです。つまり、冬の風の強い日に唇が乾燥するのと同じ原理です。3Dフリーザー®は、独自のファンにより風速をできるだけ下げながら-35℃以下の3D冷気(高湿度冷気)で冷却するので食材の乾燥を防ぎます。
なぜ解凍時間が短いの?
従来の急速冷凍が食材を氷のように凍結していたのに対し、3Dフリーザー®は独自の冷凍方法により食材内の氷結晶を最小限にコントロールした急速凍結を可能にしました。
また結晶の微細化は、凍結と同様に解凍時間も短縮できるので素早く解凍ができます。
なぜドリップがでないの?
従来の急速冷凍の場合、氷結晶の成長が大きくなることで食材の細胞膜が破壊され、解凍時に細胞内の水分や栄養分がドリップとして流れ出し、鮮度や風味が損なわれていました。3Dフリーザー®は、三次元的に全方向から-35℃以下の3D冷気(高湿度冷気)で均一に対象物を急速に冷却することで、氷結晶の成長を小さく抑えると同時に均一に生成。従来冷凍のように歪な形で氷結晶を生成しないので細胞膜は破壊されずドリップもでません。ですから解凍後も鮮度や風味を損なわず、食材のおいしさそのままです。
冷凍・冷却の境目がなく、高温の食材を予冷なしで投入OK!
ACVCS🄬技術により従来全く不可能とされてきていた焼きたて、揚げたて、蒸したての高温の食材をそのまま投入することができるため、予冷がいらず浮遊菌や落下金に汚染されず、無菌の状態から冷凍・冷却を行うことが可能です。また、予冷の間の目減りもなく非常に衛生的な生産システムが構築できますので飲食店だけでなくホテル、料亭、生産ラインなど幅広くご利用いただけます。
従来の急速冷凍システムは冷気を直接吹き抱えるため、表面の評決が内部の凍結を妨げ、氷結晶のサイズが約100μmに達し、食材の細胞膜を破壊します。
顕微鏡による拡大写真
3Dフリーザー®の冷凍システムは、3D冷気で食材を包み込むように凍結させるため、凍結速度が速く氷結晶のサイズが約1/100程度と微細で食材の細胞膜を壊しません。
顕微鏡による拡大写真
通常冷凍
3D凍結®
通常冷凍
3D凍結®
通常冷凍
3D凍結®
3Dフリーザー®の特徴
01 予備冷却なしで高温投入可能
スチコンで加熱したアイテムを天板ごと投入したり、ラックカートにも対応。コンベア式では、ベルトスピードを任意に設定することにより、有効滞留時間を変え、冷凍・冷却のどちらへの用途にも目的に応じて使用可能です。
02 高湿度の庫内環境
食品の目減りが、冷凍時の場合は2~3%以上、冷却の場合は3~5%以上低減可能です。
03 3D熱交換方式 (ACVCS®)を採用
着霜がほとんどなく運転時間中はデフロスト不要のため作業効率が大幅に改善されます。
04 冷却機への着霜がほとんどない
冷凍機への負荷を大幅に軽減し、従来方式と比べで電気代を30%以上削減可能です。
05 3D冷気は微風
食材を包み込むように冷凍・冷却するため、風速による食材の飛散などが回避され、庫内も非常に衛生的です。
06 ダクトレス構造の庫内
衛生面において雑菌の温床となるような死角はなく、清掃も非常に簡単です。
07 メンテナンスが容易
シンプルな構造のため、メンテナンスが非常に容易です。
08 最適なエアレーションにて設計
処理量・製品種類・製品形状に合わせて最適なエアレーションにて設計をします。
豊富なラインナップ
オーダーメイド設計
特殊冷凍技術だからこそ、今まで出来なかったことができる!
3Dフリーザー®の特殊冷凍技術により、冷凍時間の短縮、歩留まりの向上、廃棄ロスの削減、計画生産、流通の拡大など、導入の効果は幅広く発揮されます。
01 冷凍品質の向上
3Dフリーザー®は高湿度の3D冷気で包み込むように均一に急速冷凍するので、食品の細胞を破壊することなく、水分量も保ちます。
冷凍時の乾燥も少なく、解凍後のドリップもなく美味しさをそのまま維持します。
変化がなく色合いも変わりません
3D凍結®後の解凍 未凍結
解凍時のドリップを防ぎます
従来の冷凍機
3Dフリーザー®
02 生産・販売の調整 ~計画生産で業務改善
食品、食材の超高品質冷凍により販売・配送タイミングの調整が可能になります。
例えば、鮮魚では漁獲高による価格変動、肉では部位ごとの販売量の変動、季節性のある食材・食品は販売時期の集中などの問題を解決します。
計画生産が可能になるので、作業の平準化、労働時間の短縮、人手不足解消など、業務改善にも貢献します。
食材の種類が多い
おせち料理
季節性の高い
フグの刺身
超高品質冷凍で
日配の苦労を改善
03 販売機会の拡大 ~通販、遠方地域への販路拡大
消費期限や品質低下を気にせず保存、流通させられます。
旬のものを季節をまたいで遠方に届けられます。また、お店でしか提供できなかった名物料理も味そのままに広く日本中に届けることができ、販路も広がります。
希少なジビエ料理
地域限定の鱒寿司
名店の蕎麦
おいしさそのままに、握り寿司
04 廃棄ロスの削減 ~ムダの低減
獲れすぎ、売れ残りなどに起きる廃棄ロスの低減にも貢献します。
肉や魚、野菜や果物の生産者や加工業の方であれば、消費期限や品質低下を気にせず保存、廃棄(ロス)することなく流通させられます。
旬の果物も冷凍ストック
規格外品を製品へ
獲れ過ぎた鮮魚を調整出荷
まとめて焼成、必要な量を解凍
05 食品の安全性向上 ~高温の食材を一気に冷却・冷凍
焼きたて・揚げたての高温食品をそのまま投入できるため、予冷が要らず浮遊菌や落下菌の汚染がなく急速冷凍できます。
生産ラインのスペース削減
出来立てそのままを再現
ジューシーさを損なわず冷凍
未凍結と変わらぬ食感
06 目減りの低減、歩留り向上 ~生産コストの削減
高湿度冷気で食品の水分を奪いにくいので、冷凍時に起きる水分(湯気)の蒸発が少なく、製品の目減り(重量)が低減、歩留まりが向上します。
冷凍するための原料の増量が減少し、コストダウンにつながります。
事例紹介
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