クックフリーズとは|加熱後食品の冷却・冷凍で計画提供する運用設計

クックフリーズとは、加熱調理した料理を急速冷却・急速冷凍し、必要なときに温め直して提供する計画生産の運用です。ここでつまずく一番の原因は、「どの冷凍機を買うか」という設備選びの話に置き換えてしまうこと。実際に品質と採算を分けるのは、加熱直後の料理を乾かさずどれだけ速く凍らせるか、入れっぱなしを避けて電気代と作業滞留を抑えられるか、記録を残して衛生と改善につなげられるかという運用設計です。この記事は、食品工場・セントラルキッチン・厨房責任者・設備担当者・経営者に向けて、クックフリーズが破綻しない判断軸を、品質・運用コスト(電気代・作業人数・歩留まり)・HACCP記録の3つの軸で解説します。

結論:クックフリーズは設備名でなく品質・運用コスト・記録の判断軸で設計する

クックフリーズを破綻させないために、先に押さえておきたい要点は次の6つです。

  • クックフリーズは「冷凍機選び」ではなく「計画生産の運用設計」:守るべきは料理の品質、危険温度帯を抜ける速さ、記録、作業動線、電気代まで含めた全体です。どの冷凍機を買うかは、商品状態と処理量と記録要件を決めた後に決まります
  • 最初に決めるのは商品・投入温度・処理量・包装・記録の5つ:この5つが曖昧なまま設備を選ぶと、能力不足・乾燥・形崩れ・作業待ちのどれかが起き、導入後に機種変更や運用見直しが必要になります
  • 凍結の速さと「乾かさないこと」を両立させる:加熱後食品は最大氷結晶生成温度帯(-1〜-5℃)を速く抜けるほど氷結晶が微細になり、解凍後のドリップ・乾燥・冷凍ムラ・品質のばらつきを抑えられます。ただし速いだけだと表面が乾き、目減り(歩留まり低下)を招きます
  • 急速冷凍機を冷凍保管庫の代わりにしない:凍結が終わった料理を入れっぱなしにすると、電気代・霜付き・乾燥・作業滞留が増えます。凍結完了後に保管庫へ移すタイミングを工程に組み込みます
  • 記録が改善と取引の土台になる:中心温度・庫内温度・凍結時間・ロット・作業時間を商品別に残すと、品質差の原因をたどれ、HACCP対応・取引先への説明・補助金や設備更新の検討にもそのまま使えます
  • 品質と作業効率を両立したい現場では3Dフリーザーが有力な選択肢:高湿度3D冷気で食品全体を均一に冷やし、乾燥・ドリップ・冷凍ムラ・歩留まり低下を抑えられます。1台で急速冷却(チラー)と急速冷凍(フリーズ)を使い分けられるため、加熱直後の粗熱取りから長期保存用の凍結まで担えます

クックフリーズは、加熱後食品を冷却・冷凍して計画提供する運用を、工程表・温度記録・作業時間・保全計画に落とし込むことで安定します。まずは自社の商品・処理量・記録要件を整理し、その条件で設備を選ぶ順番が、導入後の後戻りを防ぎます。

比較・選定で迷ったら
食品や処理量に合う急速冷凍機を、カタログと導入相談で具体的に確認できます。
仕様・寸法はカタログで確認し、設置可否や機種選定は導入相談で確認できます。

クックフリーズで最初に決める5つの先決条件

クックフリーズの設計は、設備を見る前に商品と現場の条件を固めるところから始めます。次の5項目を先に決めると、機種選定と冷却・冷凍テストの条件をそのまま組み立てられます。

先決条件決めること判断への影響
商品状態料理の種類、ソースの有無、未包装か容器入りか、厚みとサイズ冷却・凍結時間、乾燥、形崩れ、ソース分離
投入温度加熱直後の高温か、粗熱を取った後か、何℃で投入するか必要な冷却能力、電気代、危険温度帯の通過時間
処理量1回量、1時間あたりの量、繁忙日のピーク量機種クラス、搬送方式、作業人数
包装状態未包装、容器入り、真空、袋方式選定、清掃、袋破れ、結露と包装タイミング
記録中心温度、庫内温度、ロット、作業時間の残し方HACCP対応、取引先基準、改善の追跡

この5項目が決まれば、急速冷凍機のサイズ、処理量、トレー配置、包装方法、保管条件、出荷動線まで一気に絞り込めます。逆にここが曖昧なまま「凍結が速い機種」だけを基準に選ぶと、加熱直後の高温食品を投入したときに能力が足りなかったり、未包装の料理が乾いたりと、導入後に見直しが必要になります。

なおクックフリーズは加熱後食品を扱う運用ですが、原料肉・生魚介の安全性や、加熱不十分な料理の扱いは別軸の管理項目です。鳥刺し・たたき・レア仕上げなど生または加熱不十分な食品は、急速冷凍で安全になる前提にせず、原料管理と加熱条件で守ります。

クックフリーズで運用が破綻する3つの落とし穴

クックフリーズの失敗は、機械の性能ではなく運用設計の抜けから起きます。買い手が見落としやすい3つの落とし穴を先に押さえます。

設備名(どの冷凍機)に話を矮小化する

「クックフリーズ=急速冷凍機を入れること」と捉えると、ドリップ・乾燥・冷凍ムラ・解凍後の品質のばらつきという品質課題と、入れっぱなしによる電気代・衛生・作業滞留という運用課題が抜け落ちます。凍結が速いことは大切ですが、それだけで投資判断はできません。乾燥、ドリップ、清掃、包装、作業人数、置き場、搬入経路、電源、保管庫との接続まで含めて設計します。凍結速度と品質の関係は急速冷凍と通常冷凍の違いで確認できます。

急速冷凍機を保管庫代わりに入れっぱなしにする

急速冷凍機は、短時間で危険温度帯を抜けて凍らせるための設備です。冷凍保管庫の代わりに長時間入れっぱなしにすると、電気代・霜付き・乾燥・作業滞留が増えます。凍結完了後は保管庫へ移すタイミングを工程に組み込み、急速冷凍機は「速く凍らせる役割」に専念させます。入れっぱなし運用の電気代への影響は入れっぱなし運用と電気代で確認できます。

記録が残らず品質差の原因をたどれない

中心温度・投入量・凍結時間・解凍後品質を残さないと、品質のばらつきが出たときに原因をたどれません。商品別に記録を残せば、処理量を増やすとき、取引先へ品質を説明するとき、補助金や設備更新を検討するときにもそのまま使えます。クックフリーズはHACCPの考え方とも結びつくため、危険温度帯の通過時間と中心温度の記録を運用に組み込みます。HACCP対応の考え方は急速冷凍とHACCPで確認できます。

クックチル・クックフリーズ・クックサーブの違いと使い分け

クックフリーズを設計する前に、加熱後食品の計画生産には複数の方式があることを押さえます。どれを選ぶかで保存期間・配送範囲・必要な設備が変わります。

方式工程の概要保存・提供の目安向いている使い方
クックチル加熱後すぐに急速冷却し、冷蔵で短期保管して温め直す数日程度の短期、近距離提供院内・施設給食、自店内での仕込み平準化
クックフリーズ加熱後に急速冷却・急速冷凍し、長期保存・配送して温め直す数週間〜数ヶ月、遠距離配送多店舗展開、セントラルキッチン、EC、業務用卸
クックサーブ加熱後すぐに提供する従来方式提供直前のみ単店舗、その場提供中心

クックチルは冷却までで止め、クックフリーズは冷凍まで進める点が分かれ目です。配送範囲が広い、保存期間を長く取りたい、EC・卸へ広げたい場合はクックフリーズが向きます。3方式の比較はクックチル・フリーズ・サーブの違いと選び方、各方式の詳細はクックチルクックサーブで確認できます。真空調理品を急速冷凍して計画生産する実務は真空調理と急速冷凍の実務が参考になります。

急速冷凍と通常冷凍でクックフリーズの品質差が出る理由

クックフリーズの品質を分けるのは、加熱後食品の水分が-1〜-5℃付近の最大氷結晶生成温度帯を通過する速さです。この温度帯に長くとどまるほど氷結晶が大きく育ち、解凍時のドリップ、乾燥、食感低下、歩留まり低下につながります。急速冷凍はこの温度帯を短時間で通過させ、氷結晶を小さく抑える技術です。投入温度・トレー配置・包装・解凍方法まで合わせれば、この効果を安定して引き出せます。

比較項目急速冷凍通常冷凍加熱後食品で出やすい差
凍結速度最大氷結晶生成温度帯を短時間で通過食品温度がゆっくり下がり数時間以上ドリップ、乾燥、食感差が顕著
氷結晶微細で均一に分散大きく成長し組織を破壊歩留まりと解凍後の見た目に差
表面状態高湿度条件では乾燥・霜・色変化を抑える乾燥や結露が出やすい乾燥による目減りと配送後の見た目に影響
ソース・水分ソース分離や離水を抑えやすい水分が分離・離水しやすいデミグラス分離、野菜の水っぽさに直結
解凍後品質販売・提供形態に合わせて品質を標準化保存はできるが品質が安定しにくい多店舗・EC・卸で再現性に差が出る

ドリップが起きる工程上の原因と対策はドリップの原因と対策で具体的に確認できます。

エアブラスト式と液体凍結の気づきにくいコストと投資回収

クックフリーズ用の急速冷凍機を選ぶときは、凍結速度だけでなく、料理の包装状態と毎月積み上がる運用コストで比較します。どちらが常に優れているという話ではなく、未包装の料理を凍らせるのか、包装済みの料理を短時間で冷やすのかで適性が変わります。

方式庫内・液温の目安向いている使い方強み注意点
エアブラスト式庫内 -30〜-40℃未包装の弁当・惣菜・揚げ物、容器入りの料理、多品種少量未包装品や多品種少量に対応しやすく、形を見ながら凍結できる風が強いと表面乾燥、目減り、冷凍ムラが出ることがある
液体凍結液温 -30〜-50℃(不凍液・ブライン)密封包装済みの料理、真空調理品包装後の料理を短時間で冷やせ、解凍後品質の差が出にくい防水・密封包装が前提。袋材、シール強度、袋破れ、液管理を確認する

この2方式は、どちらも導入後にじわじわ効いてくる気づきにくいコストを抱えます。エアブラスト式は乾いた風で料理の表面が乾燥し、目減り(歩留まり低下)と品質低下がそのまま採算を削ります。液体凍結は密封包装の資材費に加え、不凍液(ブライン)の購入・管理という電気代とは別のランニングコストがかかります。こうしたコストは毎ロット・毎月積み上がり、その分だけ設備投資の回収期間が延びます。逆に目減りと消耗品を抑えて品質を守れれば、回収を早めながら、高品質を商品の差別化にも活かせます。全体の選び方は業務用急速冷凍機の選び方【2026年版】、包装条件は急速冷凍食品の包装方法で確認できます。

品質と作業効率を両立したいクックフリーズに3Dフリーザーがおすすめ

クックフリーズでは、実際の料理でどこまで品質を守れるかが導入判断の決め手になります。3Dフリーザーで加熱後の弁当・料理を急速冷凍した実証テストを挙げます。

3Dフリーザーは、独自の非貫流熱交換方式(ACVCS®)で熱交換器のフィンコイル再通過を防いで着霜を抑え、庫内の高湿度を保ちながら、食品全体を多方向から包み込んで均一に凍結することで高品質冷凍を実現する設備です。一般的なエアブラスト式が乾いた冷風で料理の表面から水分を奪いやすいのに対し、3Dフリーザーは着霜を抑えて庫内の湿度そのものを高く保つため、強い冷気でも表面を乾かさずに凍らせます。これが目減り(歩留まり低下)を抑える仕組みです。クックフリーズのように、ソースの分離・野菜の離水・揚げ物の食感・配送後の見た目が商品価値に直結する料理では、冷風の強さだけでなく、食品全体を乾燥させずに均一に凍らせることが品質を分けます。

さらに3Dフリーザーは、1台で急速冷却(チラー)モードと急速冷凍(フリーズ)モードを使い分けられます。加熱直後の料理を予冷なしで投入してHACCPの危険温度帯(約10〜60℃)を最短で通過させる急速冷却から、長期保存・配送用の急速冷凍まで、調理→冷却→冷凍を一気通貫で運用できます。加熱後食品の粗熱取り待ちでラック台車が現場を圧迫する、という作業滞留の解消にもつながります。着霜を抑えてデフロスト頻度を減らせるので連続稼働しやすく、ダクトレス構造でアレルゲン管理・ロット切替時の洗浄もしやすい設計です。国内外で3,000件超の導入実績があります。3Dフリーザーの概要は3Dフリーザーとは、仕組みと特長は3Dフリーザーの特徴で確認できます。とくに次のようなクックフリーズの現場に向きます。

  • 加熱後の弁当・惣菜・ソース料理で、解凍後のソース分離や野菜の離水を抑えたい
  • 多品種少量の加熱後食品を、同じ設備で品質を安定させたい
  • 加熱直後の粗熱取り待ちを減らし、作業滞留と作業人数を抑えたい
  • 乾燥による目減りを抑えて、歩留まりと配送後の見た目を守りたい
  • セントラルキッチンやECで、店舗・配送先ごとの品質のばらつきを小さくしたい

なお、機種や凍結条件が自社の料理に合うかは、カタログの数値だけでは決め切れません。実際の料理での仕上がりは、後述の冷却・冷凍テストで確認する建付けが確実です。

自社商品で確認したい方へ
カタログだけで判断しにくい仕上がりは、実際の食材で凍結テストできます。
乾燥・ドリップ・形崩れ・解凍後の品質など、導入前に自社商品の状態で確認できます。

クックフリーズの急速冷凍機を選ぶ判断軸:処理量・価格・運用コスト

クックフリーズは多店舗チェーンの規格品からセントラルキッチンでの大量調理まで処理量の幅が広いため、急速冷凍機は小型のテーブルモデルから工場の量産ラインまで選択肢が広く、本体価格も処理量・設置条件・仕様で大きく変わります。ただしクックフリーズの投資判断でより重いのは、購入額よりも、目減り(歩留まり)・電気代・消耗品・デフロストによる稼働ロスを合わせた数年単位のトータルコスト(TCO)です。機種を絞り込むときは、次の3軸を順に整理すると判断が早くなります。

判断軸整理する内容確認の手がかり
処理量と機種クラス1回あたりの量、繁忙日のピーク量を出す。小ロット多品種ならテーブル〜大型バッチ、量産ラインならトンネルフリーザー・スパイラルフリーザー商品の種類・サイズ・容器・トレー段数
本体価格と設置費を分けて見る本体価格は処理量・能力・標準機かオーダーメイド設計かで変わる。電源・冷媒・排水・搬入据付などの設置工事費は本体価格とは別に見込む価格と総コスト(TCO)の考え方選び方2026年版
運用コストと投資回収目減り・電気代・消耗品・デフロストの稼働ロスを合わせたトータルコストで回収を見る。3Dフリーザーは高湿度で目減りを抑え、ランニングコストを従来エアブラスト式比約30%削減し、液補充の消耗品も不要、着霜抑制でデフロストも減らせる急速冷凍機の電気代の目安補助金一覧

本格運用を前提としたクックフリーズの導入では、購入とあわせて補助金・税制優遇を組み合わせるのが基本です。補助金は公募時期や受付期限が決まっているものが多いため、導入を検討するなら公募スケジュールに合わせて早めに試算と準備を進めると、利用できる制度を逃しません。初期費用を抑えたい場合はリース・レンタルを利用する方法もありますが、中長期では購入+補助金活用が稼働率とコストの両面で合理的です。設置条件(電源・冷媒・排水・搬入経路・騒音・結露・既存冷凍庫との役割分担)は、機種選定と並行して早めに確認します。

クックフリーズで広げられる販売・提供方法

クックフリーズは、加熱調理と提供のタイミングを切り離し、仕込みの平準化と販路拡大を両立させる運用です。提供先を先に決めれば、包装・解凍説明・処理量・品質評価の見方をそろえられます。

販売・提供方法商品設計確認すること
多店舗チェーン・FC主力メニューを規格化し、各店で温め直し解凍後の再現性、配送温度、店舗間の品質差
セントラルキッチン一括加熱→急速冷却・冷凍して各拠点へ配送危険温度帯の通過時間、ロット記録、配送後品質
院内・施設給食加熱後の主菜・副菜を計画生産衛生記録、再加熱後品質、アレルゲン管理
冷凍食品EC・お取り寄せ弁当・惣菜・ソース料理を冷凍商品化配送温度、同梱する解凍説明、賞味期限、包装強度
業務用卸・中食ロット管理した規格品処理量、保管温度、解凍後の再現性、取引先基準

冷凍食品ECを検討する場合は、料理だけでなく配送温度、同梱する解凍説明、賞味期限、表示、包装強度も確認します。EC展開の全体像は冷凍食品ECの進め方、セントラルキッチンでの活用はセントラルキッチンの急速冷凍で確認できます。

クックフリーズの冷却・冷凍テスト・デモで実機確認する

クックフリーズでは、カタログや仕様だけでなく実際の料理で冷却・冷凍テストを行うと、導入後の仕上がりと処理量を具体的に確認できます。投入温度、サイズ、包装、トレー配置、解凍・再加熱条件が変わると、凍結後の品質も変わります。

テスト項目見るポイント・判定基準
商品状態弁当・惣菜・ソース料理・揚げ物のどれで投入するか、未包装か容器入りか
投入温度と冷却加熱直後の何℃で投入するか、危険温度帯(約10〜60℃)の通過時間、中心温度の到達時間
ドリップ・離水解凍時のドリップ量、野菜の離水、ソース分離
乾燥・目減り表面乾燥、重量変化、配送後の見た目
食感揚げ物の衣、肉の硬さ、再加熱後の食感
包装後の状態容器の変形、袋内水分、結露、包装タイミング
処理量1回あたりの投入量、トレー段数、作業人数、粗熱取り待ちの有無

上で挙げたハッシュドビーフ弁当(29分)・回鍋肉弁当(33分)・チキンカツ煮弁当(20分)の実証テストは、いずれも実際の加熱後食品で仕上がりと所要時間を確認した結果です。同じように、自社の弁当・惣菜・ソース料理でも事前に仕上がりを確かめられます。冷凍・冷却テスト・デモ相談をご利用いただくと、ドリップ・乾燥・ソース分離・食感や目減り(歩留まり)を実機で確認し、自社の料理に合った機種と凍結条件を、確信を持って選べます。数百万円規模の設備投資だからこそ、導入前に実物で品質を確かめられる安心があります。

自社商品で確認したい方へ
カタログだけで判断しにくい仕上がりは、実際の食材で凍結テストできます。
乾燥・ドリップ・形崩れ・解凍後の品質など、導入前に自社商品の状態で確認できます。

クックフリーズに関するよくある質問

クックフリーズとは何ですか?

加熱調理した料理を急速冷却・急速冷凍し、必要なときに温め直して提供する計画生産の運用です。加熱後すぐに冷却・凍結して長期保存・配送できるため、多店舗展開・セントラルキッチン・EC・業務用卸に向きます。冷却までで止めるクックチルとは、冷凍まで進めて長期保存・遠距離配送できる点が違います。

クックフリーズでは何を最初に決めるべきですか?

料理の状態、投入温度、1時間あたりの処理量、包装状態、目標中心温度と記録の残し方を先に決めます。ここが曖昧だと、機種・サイズ・電気代・作業人数の判断がぶれ、導入後に見直しが必要になります。設備選びは、この先決条件を固めた後に行うと後戻りを防げます。

クックチルとクックフリーズはどう使い分けますか?

クックチルは加熱後に急速冷却し、冷蔵で数日程度の短期保管をして近距離で提供する運用です。クックフリーズは急速冷凍まで進め、数週間〜数ヶ月の長期保存と遠距離配送ができます。多店舗展開やEC・卸へ広げたい、保存期間を長く取りたい場合はクックフリーズが向きます。詳しくはクックチル・フリーズ・サーブの違いと選び方で確認できます。

クックフリーズの食品安全や法令は何を確認すべきですか?

加熱後食品の冷却・凍結では、危険温度帯(約10〜60℃)をどれだけ速く抜けるかと、中心温度の記録が衛生管理の土台になります。HACCP対応、保健所基準、取引先基準、表示は自社の商品ごとに確認が必要です。法令・食品衛生に関わる判断は記事本文だけで適合を断定せず、公開前に一次情報と個別条件を確認してください。考え方は急速冷凍とHACCPが参考になります。

クックフリーズの電気代はどう見ればよいですか?

機械の定格だけでなく、投入温度、稼働時間、霜取り、保管庫への移し替え、ピーク運用で見ます。多店舗チェーンの規格品からセントラルキッチンの大量調理まで稼働時間とピーク運用が変わるため、電気代の試算では自社の処理量を当てはめると精度が上がります。急速冷凍機を保管庫代わりに入れっぱなしにすると電気代と霜付きが増えるため、凍結完了後の動線を決めることが大切です。3Dフリーザーは従来エアブラスト式比でランニングコストを約30%削減できます。詳細は急速冷凍機の電気代の目安で確認できます。

クックフリーズの急速冷凍機はどのくらいの処理量から選べばよいですか?

1回あたりの投入量と繁忙日のピーク量を先に出します。目安として、小ロット多品種はテーブルモデル〜大型バッチ、弁当・惣菜の量産ラインはスパイラルフリーザーや大型バッチが主候補です(トンネルフリーザーは魚切身・薄切り肉など薄物・個食IQF部材向き)。処理量・設置条件・仕様で価格が変わるため、料理の種類と量を整理してから機種を絞り込みます。

クックフリーズの仕上がりは導入前に確認できますか?

できます。ハッシュドビーフ弁当を29分でデミグラス分離なし、回鍋肉弁当を33分でキャベツの水気とタレ濃度を維持、チキンカツ煮弁当を20分で衣の食感と副菜の色を維持など、実際の加熱後食品で所要時間と仕上がりを確認済みです(各実証は本文中のリンク先で公開)。自社の料理は投入温度・サイズ・包装・解凍条件を合わせ、ドリップ・乾燥・ソース分離・食感と処理量を冷凍・冷却テスト・デモ相談で事前に確認できます。

凍結テストでは何を確認しますか?

中心温度、危険温度帯の通過時間、凍結時間、ドリップ、ソース分離、重量変化、見た目、食感、包装状態、作業時間を確認します。現場と同じ投入量・包装・解凍方法で比べることが重要です。実際の料理で確かめることで、自社のクックフリーズに合う凍結条件と機種を見極められます。自社条件での確認は冷凍・冷却テスト・デモ相談で申し込めます。

クックフリーズの急速冷凍機に補助金や税制優遇は使えますか?

活用できる場合があります。対象制度・公募時期・対象経費は年度や公募回で変わるため、導入時期や事業計画に合わせて確認します。最新の対象制度は補助金情報、税制は税制優遇情報で確認し、申請前に専門家へ相談してください。多店舗チェーンの規格品づくりから、セントラルキッチンでの大量調理まで投資規模が変わるため、事業計画とあわせて対象制度を確認すると精度が上がります。

クックフリーズの導入相談では何を伝えればよいですか?

機種は最初から決めなくて構いません。先に料理の種類(弁当・惣菜・ソース料理・揚げ物)と、多店舗・セントラルキッチン・給食・EC・卸のどこへ広げたいかを教えてください。投入温度、1回量と1日の処理量、包装、設置場所、電源・排水・搬入経路、保管庫が分かれば、機種と工程はその場で絞り込めます。お問い合わせ・ご相談からご連絡ください。

まとめ:クックフリーズは運用設計を先に固めてから設備を選ぶ

クックフリーズは、加熱調理した料理を急速冷却・急速冷凍して計画提供する運用設計です。守るべきは料理の品質、危険温度帯を抜ける速さ、記録、作業動線、電気代まで含めた全体で、「どの冷凍機を買うか」は商品・投入温度・処理量・包装・記録の5つを固めた後に決まります。設備名に話を矮小化せず、入れっぱなしを避け、記録で改善につなげる——この3点がクックフリーズを破綻させない勘所です。品質・運用コスト・HACCP記録の3軸で判断すれば、導入後の後戻りを防げます。

3Dフリーザーは、独自のACVCS®で着霜を抑えて高湿度を保ち、食品全体を均一に凍結することで高品質冷凍を実現し、ソース分離や野菜の離水、乾燥による目減りを抑えたいクックフリーズに向いています。1台で急速冷却と急速冷凍を使い分けられるため、加熱直後の粗熱取りから長期保存用の凍結まで担えます。ハッシュドビーフ弁当・回鍋肉弁当・チキンカツ煮弁当の実証テストのように、実際の料理で冷却・冷凍テストを行えば、仕上がりと処理量を実機で確認できます。

機種は最初から決めなくて構いません。自社の料理・販路・処理量・記録要件が分かれば、合う機種と凍結条件はその場で絞り込めます。下記より、処理量と機種の目安が分かるカタログ請求、自社の料理でドリップ・乾燥・ソース分離を実機確認できる冷凍・冷却テスト・デモ、販路や運用に合わせた導入相談をご利用ください。クックフリーズに合った計画生産の設計を、KOGASUNがご提案します。

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