国の表彰制度「ものづくり日本大賞」には、急速冷却・冷凍装置の凍結技術そのものが評価された事例があります。古賀産業(現・株式会社コガサン/KOGASUN)が開発した急速冷却・冷凍装置「3Dフリーザー®」は、第5回(2013年)ものづくり日本大賞で中国経済産業局長賞を受賞しました。受賞件名は「世界初の熱交換方式で実現された3D冷凍」。商品の食味や容器の意匠ではなく、凍結を生み出す製造技術と省エネ性が国に評価された点が、この受賞の特徴です。この記事では、受賞の内容と評価された技術を事実に沿って整理し、公的な表彰が急速冷凍機を検討する事業者にとってどのような判断材料になるのかまでを解説します。
引用元:みなと新聞 2013年9月18日 掲載/経済産業省「第5回ものづくり日本大賞」中国経済産業局長賞 2013年受賞(社名・肩書は掲載当時のものです)
※本記事は、紙面と公的発表で報じられた当時の内容をもとに、背景や現在の情報を補って読みやすく再構成しています。

結論:3Dフリーザーの凍結技術は、国のものづくり日本大賞で評価された
要点は、商品ではなく「凍らせ方の技術」そのものが、4省庁連携の国の表彰で評価されたことです。受賞の内容を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受賞名 | 第5回(2013年)ものづくり日本大賞 中国経済産業局長賞 |
| 受賞件名 | 世界初の熱交換方式で実現された3D冷凍 |
| 対象装置 | 急速冷却・冷凍装置「3Dフリーザー」 |
| 受賞者(当時) | 古賀 靖 ほか2名 |
| 所属(当時) | 古賀産業株式会社 ほか1団体 |
| 所在地 | 山口県下関市 |
| 分類 | 製品・技術開発(企業別:中小企業) |
| 表彰式 | 2013年10月10日・広島市「第5回ものづくり日本大賞 記念フォーラム in 中国」(紙面時点では開催予定として報道) |
| 掲載紙 | みなと新聞(2013年9月18日付) |
| 公的発表 | 経済産業省 中国経済産業局ニュースリリース(2013年) |
評価されたのは、庫内の空気を乱流させて気体同士で間接的に熱をやり取りする熱交換方式と、そこから生まれる独自の高湿度3D冷気が氷結晶を丸く均一に保つ凍結品質、そして受賞時の実績として従来方式比10〜25%とされた省エネ性です。
第5回ものづくり日本大賞と中国経済産業局長賞の位置づけ
ものづくり日本大賞は、日本の産業・文化を支える「ものづくり」の継承・発展を目的に2005年に創設された表彰制度で、経済産業・文部科学・厚生労働・国土交通の4省庁の連携で実施されてきました。2013年の第5回までは隔年で開催されていました。紙面によれば、第5回は全国から324件の応募があり、うち中国地域の57件から11件が局長賞を受賞しました。3Dフリーザーはそのなかで、中国地域の優れた取り組みをたたえる中国経済産業局長賞に選ばれました。分類は製品・技術開発、企業別は中小企業です。
受賞技術「世界初の熱交換方式で実現された3D冷凍」の仕組み
受賞技術の核は、冷やし方の仕組みにあります。3Dフリーザーは庫内の空気を乱流させ、気体同士で間接的に熱をやり取りさせて食品を冷やします。この方式は冷却器への着霜が起こりにくく、熱交換の効率が落ちにくいため、受賞時の実績では従来方式と比べて10〜25%の省エネにつながりました。凍結品質だけでなく省エネ性まで含めて評価された点が、この受賞の一つの軸です。
もう一つの軸が、湿度を保った冷気で凍らせる点です。一般的なエアブラスト式のように強い冷風で表面の水分を奪う凍結方式と違い、独自の高湿度3D冷気で冷やすと氷結晶が丸く均一になりやすく、食品の組織を傷めにくくなります。その結果、解凍後のドリップを抑え、品質を保ちやすくなります。経済産業省 中国経済産業局のニュースリリースは、受賞技術の概要を次のように記しています(表記は2013年当時のままです)。
「高湿度の冷気で冷凍するため、食品の水分を奪うこと無く氷の結晶の形状が丸く均一になるため食品の細胞壁を壊さず冷凍でき、解凍したときの食品の品質が維持できる」
引用元:経済産業省 中国経済産業局ニュースリリース
この装置を開発したのは山口県下関市の古賀産業で、同社は2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN)へ社名を変更しました。
公的表彰が設備選定で持つ意味と、自社の食材で確かめる無料の凍結テスト
急速冷凍機は、メーカーの説明だけでは凍結性能や仕上がりの品質を見極めにくい設備です。公的な表彰は、この見極めにくさを補う第三者評価として機能します。この表彰で審査の対象になったのは、装置の凍結技術そのものでした。冷やし方の仕組みと省エネ性という装置の技術が国の審査を通った事実は、設備を選ぶ側にとって技術の信頼性を裏付ける材料になります。
現在の3Dフリーザーも、受賞技術と同じ考え方で凍結品質を確保しています。独自の高湿度3D冷気で食品を多方向から包み、全体をムラなく冷やします。品質が落ちやすい最大氷結晶生成温度帯を短時間で通過させることで氷結晶を微細で均一に保ち、組織へのダメージを小さくします。これが、解凍後のドリップ、食感の低下、歩留まりの低下を抑えやすい理由です。
身の食感や歩留まりが売価に直結する食材ほど、凍結品質の差は利益の差として表れやすくなります。凍結技術が国の表彰で評価された方式を土台にした3Dフリーザーは、品質と省エネを両立させたい事業者にとって有力な選択肢です。装置の特長は3Dフリーザーとはで、機種構成は3Dフリーザーの製品ラインナップで確認できます。実際の仕上がりは食材や加工度で変わるため、導入前に自社の食材で確かめるのが確実です。KOGASUNの凍結テストは無料で、普段扱っている商品のまま、解凍後のドリップ・食感・色を実機で確認できます。
3Dフリーザーの受賞に関するよくある質問
中国経済産業局長賞は、ものづくり日本大賞のなかで中国地域の優れた取り組みをたたえる賞です。同大賞は2005年に創設され、経済産業・文部科学・厚生労働・国土交通の4省庁連携で実施されてきた表彰制度です(2013年当時は隔年開催)。3Dフリーザーは第5回(2013年)でこの賞を受け、分類は製品・技術開発、企業別は中小企業として評価されました。
凍結を生み出す製造技術そのものと、その省エネ性が評価されました。受賞件名は「世界初の熱交換方式で実現された3D冷凍」で、庫内の空気を乱流させて気体同士で間接的に熱をやり取りする方式と、独自の高湿度3D冷気で品質を保つ仕組みが評価の対象です。着霜が起こりにくく熱交換の効率が落ちにくいこの方式は、受賞時に従来方式比10〜25%の省エネ効果が確認されており、商品の食味ではなく冷やし方の仕組みが審査された点が特徴です。
メーカーの自己申告ではなく、国の審査を経た第三者評価だという点に意味があります。急速冷凍機は説明だけでは凍結性能や品質を見極めにくいため、公的な表彰は技術の信頼性を裏付ける判断材料になります。
同じ会社です。3Dフリーザーを開発して受賞した古賀産業は、2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN)へ社名を変更しました。賞は古賀産業の名で受けたものですが、3Dフリーザーの技術と事業は現在の株式会社コガサンが引き継いでいます。
解凍後のドリップや食感の低下、歩留まりの低下を抑えたい食品加工や飲食の現場に向いています。独自の高湿度3D冷気で氷結晶を微細で均一に保つため、解凍後の食感や歩留まりがそのまま収益に響く魚介・食肉や、品質を通年で安定させたい商品と相性が良い設備です。食品別の活用例は導入事例一覧で確認が可能です。
試せます。実際の食材で凍結テストを行い、解凍後のドリップ・食感・色に加え、1回あたりの処理量や中心温度が目標温度に達するまでの時間を確認できます。仕上がりは食材や加工度、包装やトレー配置で変わるため、自社の商品で確かめると、合った機種と凍結条件を根拠を持って選べます。冷凍・冷却テスト・デモ相談から相談できます。
まとめ:国が評価した凍結技術を、自社の食材で確かめる
第5回(2013年)ものづくり日本大賞・中国経済産業局長賞は、古賀産業(現・株式会社コガサン)が開発した「3Dフリーザー」の凍結技術と省エネ性が国に評価された表彰です。受賞件名「世界初の熱交換方式で実現された3D冷凍」が示すとおり、商品ではなく冷やし方の仕組みそのものが審査対象になりました。公的な表彰は、メーカーの説明を超えた第三者評価として、設備を選ぶ側の判断材料になります。
とはいえ、仕上がりは食材や加工度で変わります。扱う食材・処理量・狙う品質が分かれば、合う機種と凍結条件まで具体的に絞り込めます。実際の食材で仕上がりを確かめられる無料の凍結テストをご利用いただけます。カタログ請求やテストのご相談は、以下からお問い合わせください。
