凍らせた直後の食品は、どの冷凍機で凍らせても同じように見えます。差が出るのは解凍したときです。ドリップが出るか、食感が残るか。みなと新聞は2013年、古賀産業(現・株式会社コガサン)が展示会に出展した3Dフリーザー®を、「3Dが高品質冷凍を可能に」の見出しで報じました。本記事ではこの紙面の内容を整理し、均等な氷結晶をつくるACVCS®の仕組み、霜取り回数の削減、そして「解凍してからの品質」への評価までを解説します。
引用元:みなと新聞 2013年7月1日 掲載(社名は掲載当時のものです)
※本記事は、紙面で報じられた当時の内容をもとに、背景や現在の情報を補って読みやすく再構成しています。
古賀産業は2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN)へ社名を変更しました。

結論:独自の高湿度3D冷気と均等な氷結晶で、「解凍してからの品質」が評価された
要点は、独自の高湿度3D冷気で均等な氷結晶をつくる凍結方式の品質が、「解凍してからの品質」に対するユーザー評価で裏づけられたことです。紙面の内容を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 掲載紙 | みなと新聞(2013年7月1日付) |
| 紙面の見出し | 3Dが高品質冷凍を可能に 古賀産業 |
| 紙面の主題 | 古賀産業(現・株式会社コガサン)が展示会に出展した3Dフリーザー(紙面には「aot事業部」の連絡先を掲載) |
| 技術 | ACVCS®(紙面表記は「非貫流冷気システム」。現在の表記は「非貫流熱交換方式」)。食材を全方位からの冷気で包み込む |
| 凍結品質 | 均等な氷結晶を生成し、高品質冷凍を可能にする |
| 紙面が伝えた効果 | 凍結時間の短縮や乾燥の抑制。デフロスト(霜取り作業)回数の減少にも「高い効果」 |
| 評価(2013年掲載当時) | 「解凍してからの品質面に対するユーザーの評価は高い」(古賀産業) |
ACVCS®が生む独自の高湿度3D冷気で食材を包み込み、均等な氷結晶をつくる凍結方式が、この評価の土台です。
冷凍品質の差は解凍後のドリップ・食感・色に出る
この報道で目を引くのは、機械の仕様値ではなく、使った側の評価が示された点です。冷凍機の性能は庫内温度や凍結時間で語られがちですが、商品として売れるかどうかを決めるのは、解凍後にドリップが出ないか、食感が損なわれていないか、断面の色が保たれているかの3点です。凍らせた時点ではなく、お客様の手元で解凍された時点で、冷凍設備の性能が問われます。
均等な氷結晶をつくる、独自の高湿度3D冷気
従来のエアブラスト式のように一方向の強風で凍らせると、風の当たる面と陰になる面で凍る速さに差が出ます。速く凍った部分は氷結晶が細かくとどまり、遅れた部分は氷結晶が粗く育ちます。このムラが、解凍時のドリップの偏りや食感の差になります。
ACVCS®は、独自の高湿度3D冷気で食材を全方位から包み込むことで、どの面もほぼ同じ速さで凍らせます。氷結晶の大きさがそろうため、解凍時の水分の戻り方も均一になり、旨味が食材の中に残ります。あわせて庫内の湿度が保たれるため、凍結中の表面の乾燥も抑えられます。構造の詳細は3Dフリーザーの仕組みと特長で解説しています。
霜取り回数が減ると連続運転時間が延びる
紙面はもう一つの効果として、デフロスト回数の減少への「高い効果」を挙げています。霜取りの間は、凍結運転を止めなければなりません。回数が減れば、機械を止めずに凍結を続けられる連続運転時間が延び、次の食材が凍結待ちで滞留する時間も短くなります。霜取り回数が減る背景にあるのは、冷却器への着霜そのものの少なさです。この着霜の少なさは、東京海洋大学の研究チームと、3Dフリーザーを開発したAOT(2011年10月に古賀産業へ吸収合併)による共同実験(2009年発表)で確認されています。詳しくは着霜軽減の実証記事をご覧ください。
無料テストで解凍後の品質を確かめる
解凍後の品質は、自社の食材で確かめるのが確実です。KOGASUNの凍結テストは無料です。普段お使いの食材をお持ち込みいただき、実機で凍結したうえで、実際の解凍工程まで通して確認できます。ドリップ量・食感・断面の色を、自社の基準でご評価いただけます。冷凍・冷却テスト・デモ相談からお申し込みください。テストで得た測定結果と解凍後の写真は、社内の稟議資料や他社機との比較資料としてもご活用いただけます。
3Dフリーザーの高品質冷凍に関するよくある質問
独自の高湿度3D冷気で全方位から均一に凍らせ、水分の戻り方がそろうためです。氷結晶の大きさがばらつくと、粗い部分から先にドリップが流れ出し、食感にもムラが出ます。全体が同じ細かさで凍っていれば、解凍時に細胞が水分を保ちやすく、旨味が食材の中に残ります。
見るべきは3点です。解凍後に出るドリップの量、指で押したときと噛んだときの食感、そして断面の色です。食感と断面の色は凍結前の状態と、ドリップ量は同じ食材を別の方法で凍結した場合と比べます。この3点は、無料の凍結テストで自社の食材のまま同じ解凍条件で実機確認できます。
2013年の報道当時、デフロスト(霜取り作業)の回数が減ることに高い効果があるとされていました。減る回数は、食材の水分量や庫内への食材の出し入れの頻度で変わるため、一律の数字では示せません。目安としては、2009年に発表された東京海洋大学の研究チームとAOTの共同実験で、着霜が進みやすい同一条件のもと、エアブラスト式が約2時間50分で連続運転できなくなった一方、3Dフリーザーは約7時間の時点でも運転を継続していた記録があります。
独自の高湿度3D冷気が庫内の湿度を保ちながら凍らせるためです。乾いた冷風で凍らせると、食材は風に当たっている間、表面から水分を奪われ続けます。湿度を保った冷気で短時間に凍結を終えれば、水分が抜ける時間も短くなり、目減りと表面の白化(冷凍焼け)を抑えられます。
変わります。急速に凍らせた食材でも、解凍の温度と時間が食材に合っていなければ、ドリップが出て食感も戻りません。凍結と解凍をセットで設計するのが、品質を保つ確実な方法です。
まとめ:解凍後の品質で3Dフリーザーが評価された理由
みなと新聞が2013年に報じたのは、展示会に出展された3Dフリーザーでした。ACVCS®が生む独自の高湿度3D冷気で食材を全方位から包み、均等な氷結晶をつくることで、凍結時間の短縮、乾燥の抑制、霜取り回数の減少につなげる急速冷凍機です。そして紙面が伝えた内容は「解凍してからの品質面に対するユーザーの評価は高い」という一点に集約されます。霜取りで運転が止まる、解凍後のドリップや食感のばらつきに悩むといった課題であれば、3Dフリーザー®は有力な選択肢です。次の一歩は、この評価が自社の食材でも再現できるかの確認です。無料の凍結テストで、解凍後のドリップ・食感・色を導入前に評価できます。カタログ請求やテストのご相談は、以下からお問い合わせください。
