鹿児島チリメンの生出荷に挑む|東串良漁協様の3Dフリーザーと鹿児島大学の共同研究

生産量は全国上位なのに、地元には生のまま食べる習慣がありませんでした。鹿児島・志布志湾のチリメンは、獲れたものの大半が乾燥品として共販に回っていました。この構図に挑んだのが、鹿児島県東串良町の東串良漁協様です。2018年4月に古賀産業の3Dフリーザーを導入し、乾燥品で流通していた地場産チリメンを生や釜揚げで出荷できるよう挑戦を開始。鹿児島大学水産学部との鮮度保持技術の共同研究も始めました。本記事では、みなと新聞が報じたこの取り組みを整理します。湯煎で「新鮮な生のチリメン」を再現する凍結の仕組みまで、この1本で分かります。

古賀産業は(2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN))へ社名を変更しました。

引用元:みなと新聞 2018年5月18日 掲載(社名・肩書は掲載当時のものです)

※本記事は、紙面で報じられた当時の内容をもとに、背景や現在の情報を補って読みやすく再構成しています。

新聞紙面の全体スキャン。3Dフリーザーの前に立つ楠田勇二組合長と、湯煎で再現した生のチリメンの写真を添えた記事
引用元:みなと新聞 2018年5月18日 掲載(社名は掲載当時のものです)

結論:東串良漁協様は3Dフリーザーと鹿児島大学との共同研究で、チリメンの生出荷に挑んだ

紙面の見出しは「鹿児島チリメン生出荷に挑む 東串良漁協が鹿大と研究」。乾燥品中心だった地場産チリメンを、生や釜揚げの商品に変える挑戦の一報です。紙面の内容を整理します。

項目内容
掲載紙みなと新聞(2018年5月18日付)
紙面の見出し鹿児島チリメン生出荷に挑む/東串良漁協が鹿大と研究(地域枠は「鹿児島」)
報じられた漁協(当時)東串良漁協様(鹿児島県東串良町・楠田勇二組合長)
挑戦の内容(当時)これまで乾燥品で流通していた地場産チリメンを、生や釜揚げで出荷できるよう挑戦。2018年4月から古賀産業(山口県下関市)の3Dフリーザーを導入し、鹿児島大学水産学部と鮮度保持技術の共同研究も開始
主力品と規模(当時)主力品は志布志湾で水揚げされるチリメン。県内最多の8カ統のばっち網(機船船引網漁業)船団を持ち、年間水揚量は1000トン・金額で1億5000万円。大半は乾燥品にして鹿児島県漁連の共販にかけていた
凍結と再現(当時)漁協内に設置した3Dフリーザーで、水揚げされたばかりのチリメンを急速凍結。湯煎すれば新鮮な生のチリメンが再現できる
共同研究(当時)鹿児島大学とは衛生管理や雑菌を減らす研究を実施
今後の計画(当時)パッケージやレシピ作りにも取り組み、2018年内の製品完成を目指す(組合長の談話は本文に掲載)

漁協に設置された3Dフリーザー®は、独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に包み込んで急速凍結するKOGASUNの急速冷凍機です。

比較・選定で迷ったら
食品や処理量に合う急速冷凍機を、カタログと導入相談で具体的に確認できます。
仕様・寸法はカタログで確認し、設置可否や機種選定は導入相談で確認できます。

なぜ全国上位の産地で「生のチリメン」が流通していなかったのか

2018年の紙面時点で、東串良漁協様の主力品は志布志湾で水揚げされるチリメンでした。県内最多となる8カ統のばっち網(機船船引網漁業)船団を持ち、年間水揚量は1000トン、金額で1億5000万円に上ると報じられています。これまで漁獲したチリメンの大半は、乾燥品にして鹿児島県漁連の共販にかけていました。

生産量は全国上位にありながら、地場の消費は少なく、静岡のように生や釜揚げで食べる習慣がありませんでした。紙面によれば、漁協が新製品開発に取り組む狙いは地元消費者への周知拡大です。楠田勇二組合長は紙面でこう語っています。

「さまざまな食べ方を提案して情報発信することが大切と考えた」

(東串良漁協・楠田勇二組合長の談話。引用元:みなと新聞 2018年5月18日 掲載)

獲れる魚は同じでも、食べ方の提案次第で地元の消費は変わる。その提案を成り立たせる土台として、鮮度を保ったまま届ける凍結技術が選ばれました。

水揚げ直後に急速凍結、湯煎で再現:3Dフリーザーと鹿児島大学の共同研究

仕組みの核心は、鮮度が落ちる前に凍らせてしまうことです。水揚げの直後、まだ鮮度の残るうちに漁協内の3Dフリーザーへ投入し、凍結を終わらせる運用でした。チリメンのように小さく繊細な魚は鮮度の低下が速く、生のまま流通させるのは困難でした。凍結で鮮度低下を止めれば、解凍後に「獲れたて」を再現できます。紙面は、湯煎すれば新鮮な生のチリメンが再現できると伝え、写真でも「湯煎で再現できる生のチリメン」を紹介しています。

もう一つの柱が、鹿児島大学水産学部との共同研究です。生食に近い形で出荷するには、鮮度だけでなく衛生の裏づけが要ります。同大学とは衛生管理や雑菌を減らす研究を実施していると報じられました。紙面では、パッケージやレシピ作りにも取り組み、2018年内の製品完成を目指すとしていました。楠田組合長は紙面の結びで、この言葉を語っています。

「他産地より高品質な商品を作り、志布志のチリメンを県内外へ広めたい」

(東串良漁協・楠田勇二組合長の談話。引用元:みなと新聞 2018年5月18日 掲載)

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自社のしらす・小魚で凍結テストをして、解凍後の再現性を確かめる

チリメンやしらすのように小さく水分の多い魚は、凍らせ方の差が解凍後の食感と見た目に直結します。KOGASUNの凍結テストは無料です。水揚げ直後の原料でも加工後の商品でも、実際の状態で持ち込めば、凍結にかかる時間と、解凍・湯煎後の食感・透明感・ドリップを実物で確認できます。東串良漁協様のように「生で届ける」商品化を目指す産地ほど、製品設計の前に実物で確かめる価値があります。冷凍・冷却テスト・デモ相談からお申し込みください。

自社商品で確認したい方へ
カタログだけで判断しにくい仕上がりは、実際の食材で凍結テストできます。
乾燥・ドリップ・形崩れ・解凍後の品質など、導入前に自社商品の状態で確認できます。

東串良漁協様のチリメン生出荷でよくある質問

東串良漁協様はなぜチリメンの生出荷に挑戦したのですか?

地元消費者への周知拡大のためです。2018年の報道当時、志布志のチリメン生産量は全国上位にあった一方、地場では静岡のように生や釜揚げで食べる習慣が根付いていませんでした。楠田勇二組合長は「さまざまな食べ方を提案して情報発信することが大切と考えた」と紙面で語っています。乾燥品の共販中心だった流通に、生・釜揚げという新しい選択肢を加える挑戦です。

東串良漁協様のチリメンはどれくらいの規模で水揚げされていましたか?

年間水揚量1000トン・金額で1億5000万円と報じられています。県内最多となる8カ統のばっち網(機船船引網漁業)船団を持ち、志布志湾で水揚げしていました。2018年の報道当時、漁獲したチリメンの大半は乾燥品にして鹿児島県漁連の共販にかけていたとされています。

3Dフリーザーはどのように使われていましたか?

漁協内に設置し、水揚げされたばかりのチリメンを急速凍結する使い方です。2018年4月に導入され、湯煎すれば新鮮な生のチリメンが再現できると報じられました。鮮度のピークで凍結を終えることで、乾燥品にしなくても、生の食感と見た目を保ったまま出荷できる形を目指したものです。

鹿児島大学との共同研究では何を検証していましたか?

鮮度保持技術と、衛生管理や雑菌を減らす手法です。チリメンを生に近い形で出荷するには、鮮度だけでなく衛生面の裏づけが欠かせません。東串良漁協様は鹿児島大学水産学部と共同研究を進め、パッケージやレシピ作りにも取り組んで、2018年内の製品完成を目指していると報じられました。

しらす・チリメンのような小魚の凍結に3Dフリーザーは向いていますか?

向いています。小さく水分の多い魚は、ゆっくり凍ると氷結晶が育って食感と透明感が崩れやすいためです。3Dフリーザーは独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に凍らせ、品質が落ちやすい温度帯を短時間で通過させるため、解凍・湯煎後の再現性を高めやすい設備です。水揚げ量と商品形態が決まれば、機種選定と凍結テストの条件を組み立てられます。

まとめ:凍結が「乾燥品の産地」に生出荷という選択肢を加えた

みなと新聞が報じた東串良漁協様の挑戦は、乾燥品中心だった志布志湾のチリメンを、3Dフリーザーでの急速凍結と鹿児島大学との共同研究によって、生や釜揚げで届く商品に変える取り組みでした。水揚げ直後に凍らせ、湯煎で獲れたてを再現する。凍結は、産地の売り方そのものを広げる技術です。この事例を自分たちの魚に置き換える第一歩は、実物での検証です。無料の凍結テストで、解凍後の再現性を確かめられます。カタログ請求やテストのご相談は、以下からお問い合わせください。

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