鴨砂肝の冷凍保存方法!美味しく保存する方法と解凍後の楽しみ方

鴨砂肝の基本情報

鴨砂肝(かもすなぎも)は、鴨の筋胃(すなぎも)の部位で、弾力のある食感と濃厚な風味が特徴です。鶏の砂肝よりもさらに深い味わいと独特の食感を持ち、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。また、ビタミンA、ビタミンB群(特にB12)、鉄分、亜鉛などのミネラルも非常に多く含まれており、エネルギー代謝の促進や貧血予防に特に効果的です。さらに、低脂肪・高タンパクなため、健康志向の方にもおすすめの食材です。

鴨砂肝は国内では専門の肉店や高級食材店、フレンチレストラン向けの食材店などで取り扱われています。フランス産や国産のものがあります。新鮮で美味しい鴨砂肝を選ぶポイントとしては、色が濃い赤褐色で艶があり、弾力があるものが良質です。また、異臭がなく、表面が滑らかで傷がないものを選ぶと良いでしょう。

鴨砂肝を冷凍保存する理由は、入手困難な鴨砂肝を長期間楽しむためです。冷凍することで栄養価や旨味を保ちながら、日持ちを延ばすことができます。

鴨砂肝の冷凍保存方法

まず、鴨砂肝を冷凍する際の準備ですが、新鮮な鴨砂肝を購入したら、なるべく早く処理することが大切です。鴨砂肝は、表面を流水でよく洗い、余分な脂肪や筋、膜などを取り除きます。そのまま冷凍する方法と、一口大にカットしてから冷凍する方法があります。料理によって使いやすい大きさにカットしておくと便利です。

鴨砂肝は一食分ずつに小分けにすると後で使いやすくなります。ラップでしっかりと包み、空気に触れないようにすることがポイントです。その後、フリーザーバッグに入れて脱気し、密封します。保存に適した袋は、冷凍用のジップロックなどの密封性が高いものが望ましいです。

また、マリネしてから冷凍する方法もあります。白ワインやコニャック、ハーブ(タイム、ローリエなど)、にんにく、エシャロットなどでマリネしてから冷凍すると、風味が増し、解凍後すぐに調理できて便利です。マリネ液ごとフリーザーバッグに入れて冷凍する場合は、液漏れに注意してください。

鴨砂肝の解凍方法と美味しく食べるコツ

冷凍鴨砂肝の解凍方法はいくつかあります。最も良い方法は、冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて解凍することです。サイズにもよりますが、通常は4~6時間程度で解凍できます。急いでいる場合は、フリーザーバッグのまま流水で解凍すると比較的早く解凍できますが、水分が流れ出ないように注意が必要です。

解凍後の鴨砂肝は、その弾力ある食感と濃厚な風味を活かす調理法が最適です。フレンチではソテーが一般的で、高温の油でサッと焼き上げると外はカリッと、中はジューシーに仕上がります。中心部はピンク色を残す程度(ミディアムレア)に仕上げると、硬くなりすぎず、最も美味しく召し上がれます。

また、テリーヌやパテの材料としても最適で、豚肉や他の鳥肉と合わせて調理すると風味豊かな一品になります。サラダのトッピングとしても人気で、バルサミコソースやラズベリーソースなどの甘酸っぱいソースと相性が良いです。さらに、赤ワインやポートワインで煮込んだ料理も絶品です。

解凍方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

より高度な冷凍品質を保持する方法

鴨砂肝をはじめとした特殊部位は家庭でも冷凍保存が可能ですが、業務用急速冷凍機を使用することで、さらに高度な品質を保持した冷凍保存が可能になります。肉の繊細な風味や食感を保つためには、プロの冷凍技術が欠かせません。

一般的な冷凍と急速冷凍の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。

食品の鮮度や美味しさを保つ冷凍方法としてお勧めしたいのが、3Dフリーザー®です。3Dフリーザー®は、世界各国で特許取得の3D凍結技術を搭載し、食品業界での導入事例も多く、その効果が実証されています。通常の業務用急速冷凍機では冷凍不可能な食材にも対応しており、鴨砂肝などの特殊部位も鮮度や旨味を損なうことなく高品質な冷凍が可能です。

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