
Contents
ハマグリの基本情報
ハマグリは、日本の食文化に欠かせない二枚貝の一種で、春から初夏にかけてが旬となります。栄養価が高く、良質なタンパク質やタウリン、亜鉛、ビタミンB12などを豊富に含んでいます。タウリンには肝機能を高める効果があり、亜鉛は免疫力向上や味覚を正常に保つ働きがあります。また、低カロリーでありながら栄養価が高いため、ヘルシーな食材としても注目されています。
国内では主に三重県、愛知県、千葉県などが主な産地として知られています。新鮮で美味しいハマグリを選ぶポイントは、殻がしっかりと閉じていて、重みがあり、叩いた時に澄んだ音がするものが良質です。また、殻に光沢があり、傷や欠けがないものを選ぶと良いでしょう。
ハマグリを冷凍保存する理由は、旬の時期に購入した新鮮なハマグリを長期間楽しむためです。また、まとめ買いした際に鮮度を保ちながら日持ちさせることができるのも大きなメリットです。冷凍することで、うま味成分を逃さず、いつでも美味しく食べられるようになります。
ハマグリの冷凍保存方法
まず、ハマグリを冷凍する際の準備として、新鮮なハマグリを購入したらなるべく早く処理することが大切です。購入したハマグリはまず塩水で砂抜きを行います。水1リットルに対して塩大さじ1の塩水を作り、そこにハマグリを入れて2〜3時間ほど置きます。この間に数回水を入れ替えると、より効果的に砂を出すことができます。
砂抜きが終わったハマグリは、殻つきのまま冷凍するか、むき身にして冷凍するかを選べます。殻つきのまま冷凍する場合は、水気をよく拭き取り、一つずつラップで包みます。その後、フリーザーバッグに入れて脱気し、密封します。むき身にする場合は、熱湯に数秒間くぐらせて殻から身を取り出し、一食分ずつにラップで包んで冷凍します。
保存に適した袋は、冷凍用のジップロックなどの密封性が高いものが望ましいです。また、冷凍日や内容物を記入したラベルを貼っておくと、後で管理しやすくなります。冷凍庫の温度は-18℃以下に設定し、できるだけ奥の方に置くことで、温度変化の影響を受けにくくなります。
ハマグリの解凍方法と美味しく食べるコツ
冷凍ハマグリの解凍方法はいくつかあります。一般的には、冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて解凍するのが最も良い方法です。前日の夜に冷蔵庫に移し、翌日使用するというのが理想的です。急いでいる場合は、フリーザーバッグのまま流水で解凍すると比較的早く解凍できますが、水分が流れ出ないように注意が必要です。
解凍後のハマグリは、酒蒸しや味噌汁、パスタなど様々な料理に活用できます。特に、シンプルな酒蒸しは、ハマグリ本来の旨味を最大限に引き出す調理法です。フライパンにハマグリと酒、少量の水を入れて蓋をし、殻が開くまで蒸すだけで完成します。また、バター醤油や、にんにく・パセリを加えたアヒージョ風にするのもおすすめです。
解凍した時点で若干の旨味が逃げている場合は、料理に使う調味料の塩分や酸味を少し強めにすると、ハマグリの風味を引き立てることができます。また、冷凍前に下処理をしっかりしておくことで、解凍後も美味しさを保つことができます。
解凍方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
肉や魚、野菜など食材別の正しい解凍方法をプロが徹底解説!ドリップを防ぎ旨味を逃さないコツや、冷蔵庫・氷水・流水など各解凍方法のメリット・デメリット、衛生面も考慮した美味しく安全な戻し方まで紹介します。
関連記事
ハマグリも冷凍保存を活用すれば、旬の美味しさを長く楽しむことができます。他の貝類の冷凍保存方法については、以下の記事もぜひご覧ください。
より高度な冷凍品質を保持する方法

ハマグリをはじめとした貝類は家庭でも冷凍保存が可能ですが、業務用急速冷凍機を使用することで、さらに高度な品質を保持した冷凍保存が可能になります。貝の繊細な風味や食感を保つためには、プロの冷凍技術が欠かせません。
一般的な冷凍と急速冷凍の違いは、冷凍速度にあります。家庭用冷凍庫ではゆっくりと凍結するため、細胞が破壊されやすく、解凍時にドリップ(うま味成分を含む水分)が出やすくなります。一方、急速冷凍では短時間で凍結するため、細胞破壊が最小限に抑えられ、解凍後も鮮度や風味を保つことができます。
一般的な冷凍と急速冷凍の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。
「冷凍すると食感や風味が落ちる」を解決。最大氷結晶生成温度帯を30分以内に通過させる急速冷凍の仕組み、ドリップ抑制で作りたての品質を維持する科学的根拠、エアブラスト・リキッド・液体窒素方式の特徴比較を詳しく解説。
食品の鮮度や美味しさを保つ冷凍方法としてお勧めしたいのが、3Dフリーザー®です。3Dフリーザー®は、世界各国で特許取得の3D凍結技術を搭載し、食品業界での導入事例も多く、その効果が実証されています。通常の業務用急速冷凍機では冷凍不可能な食材にも対応しており、ハマグリなどの貝類も鮮度や旨味を損なうことなく高品質な冷凍が可能です。
▼実際に3Dフリーザーをお使いいただいている水産加工様の導入事例▼
ニチモウフーズは埼玉県戸田市の戸田チルド工場で寿司ネタの生食商品を製造。ノルウェー産サーモンや三陸産ギンザケ、養殖マダイなどを扱い、首都圏に近い立地で小ロットにも迅速対応。古賀産業の3Dフリーザー®で解凍後も生に近い食感を実現します。
札幌の丸高水産が3Dフリーザー®を導入。−40℃×50〜60分の急速凍結で刺身・スモークサーモンの品質を安定化。1回80kgを短時間で処理し、3台体制で日産1トン超。HACCP/JFS取得。(2021年3月9日)
寿都町のマルホン小西漁業が3Dフリーザー®を導入。船上活じめ×高湿度全方位冷気で迅速凍結(20kg/時)を実現し、サクラマスやホッケ等の冷凍刺身を高品質・安全に出荷。道外遠隔地への販路拡大も見据えます。
みなと新聞(2020/11/19)掲載。角上魚類HDは3Dフリーザー®を活用し、解凍後のドリップや色変わりを抑制。通販の取り扱い件数は1~11月初旬で前年同期比180%に伸長。店舗バックヤードでの急速凍結やアニサキス対策の取り組みも進展。
みなと新聞(2022年11月18日)掲載。博多名物の本格『鯛茶漬け』がご家庭で楽しめます。玄界灘産の天然マダイを厳選し、3Dフリーザーで急速凍結。個食パックにごまだれ・だし付きで、解凍後も歯ごたえとうま味が続きます。
別海町尾岱沼の丸尚富崎水産が、古賀産業の3Dフリーザー®を導入。-35℃の急速凍結でドリップを抑え、凍結能力50kg/時・日産350〜400kgの体制を構築。玉冷の高品質化と国内外販路の拡大を目指します。
広島魚市場がグループ会社フレッシュヒロウオで3Dフリーザー®を活用。サーモン月40tや広島産カキの急速冷凍、対米HACCP取得で輸出を強化した導入事例です。設備はバッチ2台とトンネル1台。品質向上と販路拡大の成果を紹介。
