「3Dフリーザー」コロナ需要対応

引用元:みなと新聞 2021年4月14日 掲載

急速冷凍冷却装置 古賀産業 食品の乾燥抑制

【下関】急速冷却と急速冷凍装置を製造、販売する古賀産業(山口県下関市、古賀靖社長)の主力商品「3Dフリーザー」は、2003年にその斬新な名称と製品技術で本格的に現場への導入が始まった。

同製品の特長は、庫内に入れた食品に対し高湿度冷気を一方向からだけでなく全方向から満遍なく当て、食品の乾燥を抑制し、「冷凍前と変わらない品質を再現する3D冷凍技術」だ。従来の冷凍装置より湿度が10%程度高いという。3Dフリーザーは、非貫流熱交換方式(ACVCS)という特殊な熱交換方式を採用しており、冷却器に霜が付きにくいため、ランニングコストは一般のエアブラスト式フリーザーに比べ約20%の削減が可能という。

これまでに、肉、魚、惣菜、菓子、パン、果物など食品業界を中心に累計1500台以上を納品した実績を誇る。時代の変化と共に性能もアップグレードを繰り返し、現在ではタッチパネル式の制御盤などハイエンド機種も登場。現場の要望や操作性を今なお追求し向上を続ける。

導入した企業や店が、知り合いを紹介してくれるという口コミなどの他、コンサルタント業者や販売代理店なども積極的に商品を支持する。同社の古賀健太郎総務部長は「冷凍市場規模が年々増加している。コロナ禍で、冷凍保存した商品を広範囲に販売していきたいという需要は強い」とした上で、「既存の冷凍装置と比較して優位性を実感してほしい」と話す。

同社では、テスト機を使って食品テストの出張訪問を行っている。実際に商品を冷凍させ、1~2週間検証を行う。解凍後の見た目、ドリップが出ていないか、歩留まりにつながる乾燥具合、食感などを確かめることが可能だ。

顧客の中には、経産省や農水省の補助金などを活用して導入したケースも少なくない。製品は、規格品だけでなくユーザーの要望に応じた加工や仕様にも対応するのが同社の強みでもある。

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古賀産業の商品

 

急速冷却冷凍装置「3Dフリーザー」ストレートコンベアタイプ
急速冷却冷凍装置「3Dフリーザー」ラックインタイプ
古賀産業 山口 機器 資材
2021年04月14日 18時20分 配信

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