従来は1昼夜かかっていた凍結工程が、50分から1時間で完了する。2021年3月、水産専門紙の特集「3D冷凍 変革の突破口に」が伝えたのは、札幌市の丸高水産株式会社様の生産体制です。主力のスモークサーモンや刺身など製品全般の高品質化を「3D冷凍」で追求し、2016年の導入から3台体制へ拡充。3台で1日1トン以上を処理できると報じられました。本記事では、紙面が伝えた増設の歩みと作業性の変化を整理します。少量多品種の水産加工で凍結の速さが効率を生む理由まで、この1本で分かります。
古賀産業は2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN)へ社名を変更しました。丸高水産様の取り組みが報じられた2021年3月当時の社名は古賀産業です。
引用元:水産新聞 2021年3月9日 掲載(社名・肩書は掲載当時のものです)
※本記事は、紙面で報じられた当時の内容をもとに、背景や現在の情報を補って読みやすく再構成しています。

結論:丸高水産様は3Dフリーザー3台で1日1トン以上を処理する体制を築いた。1昼夜の凍結は50分から1時間に縮まった
紙面の見出しは「3D冷凍 変革の突破口に 水産加工の進化生み出す」。導入3社に聞いた特集のうち、丸高水産様の回です。紙面の内容を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 掲載紙 | 水産新聞(2021年3月9日付) |
| 紙面の見出し | 3D冷凍 変革の突破口に/水産加工の進化生み出す(コーナー枠は「丸高水産」・小見出しは「刺身など高品質実現 急速化で作業性向上」) |
| 特集の位置づけ | 前浜資源の減少など転換期を迎えた水産加工業界で導入が広がる古賀産業(山口県下関市)の「3D冷凍」を、導入3社に聞く特集 |
| 報じられた企業(当時) | 丸高水産株式会社様(札幌市・田名部實社長)。50年前から北米産ベニザケを皮切りにチリ産トラウト、北海道産秋サケなどで刺身を手掛ける |
| 3Dフリーザー導入(当時) | 2016年に導入し、2018年に1台、2020年春に1台を増設して3台体制に拡充。生魚から作るワンフローズンの北海道産商材の拡充など商品力を強化 |
| 処理能力(当時) | 1台1回の処理量は80キロ程度ながら、凍結が速いため1日5、6回転でき、3台合計で日産1トン以上(田名部社長の談話は本文に掲載) |
| 作業性(当時) | 従来通常の凍結庫で1昼夜を要した凍結工程が、マイナス40度の設定で50分から1時間で完了。製品が仕上がってすぐに凍結・梱包ができる |
| 商品と販路(当時) | 注文に応じた商品形態で量販店や外食・業務用向けに供給。サクラマスやヒラメなどで自社ブランド「瞬造(しゅんぞう)くん」を打ち出し、通販業者、外食チェーンなどの販路を獲得。対米HACCP、JFS規格の認証取得など衛生・品質管理を強化 |
紙面の「3D冷凍」を担う3Dフリーザー®は、独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に包み込んで急速凍結する急速冷凍機です。
50年の刺身づくりに凍結の速さを足す:2016年から3台体制への歩み
紙面によれば、丸高水産様は50年前から北米産ベニザケを皮切りに、チリ産トラウト、北海道産秋サケなどで刺身を手掛けてきました。その高品質化に向けて2016年に3Dフリーザーを導入。急速凍結の生産体制を確立し、生魚から作るワンフローズンの北海道産商材の拡充など商品力を強化したと報じられています。注文に応じた商品形態で量販店や外食・業務用向けに供給し、サクラマスやヒラメなどでは自社ブランド「瞬造(しゅんぞう)くん」も打ち出して、通販業者や外食チェーンなどの販路を獲得しました。
スモークサーモンなどの凍結にも活用が広がったと報じられています。通常の凍結庫では1昼夜かかっていた工程が、マイナス40度に設定した「3D」では50分から1時間で完了したと紙面は伝えています。田名部實社長は「製品が仕上がって直ぐに凍結、梱包ができる。作業性の向上も利点の一つ」と説明しています。
「3台で1日1トン以上を処理できる」:回転数で処理量をつくる考え方
増設の歩みは段階的です。2018年に1台、2020年春に1台を加えて3台体制に拡充。処理能力について、田名部社長はこう説明しています。
「処理量は1台1回80キロ程度だが、短時間で凍結できるため、1日5、6回転は可能。3台で1日1トン以上を処理できる」
(丸高水産・田名部實社長の談話。引用元:水産新聞 2021年3月9日 掲載)
1回の処理量ではなく、凍結の速さがもたらす回転数で1日の処理量をつくる考え方です。少量多品種の製造工程に適した性能を生かし、作業効率の向上につなげていると紙面は伝えています。さらに対米HACCP、JFS規格の認証取得など衛生・品質管理を強化しており、3Dフリーザーもその基盤として機能していると紙面は伝えています。田名部社長は「取引先から商品開発の要望も来るようになり、少しずつ目指す方向に動き始めている」と話しました。
自社の刺身・サーモンで凍結テストをして、回転数と品質を確かめる
1日に何回転できるかは、商材の厚みと形態で変わります。KOGASUNの凍結テストは無料です。刺身の柵・フィレー・スモークサーモンなど、実際に作る形のまま持ち込めば、凍結にかかる時間と、解凍後の色・食感・ドリップを実物で確認できます。処理量の計画は、実測した凍結時間から逆算するのが確実です。冷凍・冷却テスト・デモ相談からお申し込みください。
丸高水産様の3D冷凍でよくある質問
2016年に導入し、2018年に1台、2020年春にさらに1台を増設して3台体制になったと報じられています。50年にわたり刺身を手掛けてきた丸高水産様が、高品質化と生産体制の確立のために段階的に拡充してきた歩みです。
1台1回の処理量は80キロ程度ですが、短時間で凍結できるため1日5、6回転が可能で、3台合わせて1日1トン以上を処理できると、2021年の報道当時の紙面で田名部實社長が説明しています。回転数で処理量を積み上げる使い方です。
2021年の報道当時、従来通常の凍結庫で1昼夜を要した凍結工程が、50分から1時間で完了するようになったと報じられています。製品が仕上がってすぐに凍結・梱包ができるため、作業性の向上も利点の一つと語られました。
サクラマスやヒラメなどで打ち出した丸高水産様の自社ブランドです。2021年の報道当時、このブランドを通じて通販業者や外食チェーンなどの販路を獲得したと紙面は紹介しています。
向いています。1回の処理量よりも、品目を切り替えながら1日に何度も回せる速さが効率を生むためです。3Dフリーザーは独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に凍らせて、品質が落ちやすい温度帯を短時間で通過させるため、刺身やスモークサーモンのような繊細な商材を品目ごとに凍結する現場で使いやすい設備です。自社の商材で凍結時間を実測するところから始められます。
まとめ:凍結の速さが、処理量と作業性と販路をまとめて変えた
水産専門紙の特集が伝えた丸高水産様の事例は、1昼夜かかった凍結を50分から1時間に縮め、回転数で1日1トン以上の処理量をつくり、自社ブランド「瞬造くん」の販路獲得まで届いた取り組みでした。凍結の速さは品質だけでなく、工程の組み立てそのものを変えます。この事例を自社の商材に置き換える第一歩は、実物での検証です。無料の凍結テストで、凍結時間と解凍後の品質を確かめられます。カタログ請求やテストのご相談は、以下からお問い合わせください。
