「解凍すると、生の食感が残っている。焼いても硬くならない」。2021年3月、水産専門紙の特集「3D冷凍 変革の突破口に」がこの談話とともに伝えたのは、森町砂原の株式会社ワイエスフーズ様の凍結品質です。3年前に古賀産業(山口県下関市)の3Dフリーザーを2台導入し、ホタテのハーフシェルやマス・サケのいくら、スケソの白子など各種商品の凍結でドリップ抑制を実現。パッケージや出荷箱に「3D」の使用を表示して販売拡大に臨んでいると報じられました。本記事では、紙面が伝えた工程の数値と導入効果を整理します。魚卵・貝の凍結品質がなぜ変わったのかまで、この1本で分かります。
古賀産業は2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN)へ社名を変更しました。ワイエスフーズ様の取り組みが報じられた2021年3月当時の社名は古賀産業です。
引用元:水産新聞 2021年3月9日 掲載(社名・肩書は掲載当時のものです)
※本記事は、紙面で報じられた当時の内容をもとに、背景や現在の情報を補って読みやすく再構成しています。

結論:ワイエスフーズ様は3Dフリーザー2台でいくら・ホタテのドリップを抑え、「3D」表示で販売拡大に臨んだ
紙面の見出しは「3D冷凍 変革の突破口に 水産加工の進化生み出す」。導入3社に聞いた特集のうち、ワイエスフーズ様のパートです。紙面の内容を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 掲載紙 | 水産新聞(2021年3月9日付) |
| 紙面の見出し | 3D冷凍 変革の突破口に/水産加工の進化生み出す(コーナー枠は「ワイエスフーズ」・小見出しは「解凍時ドリップ抑制 マスいくらなど効果」) |
| 特集の位置づけ | 前浜資源の減少など転換期を迎えた水産加工業界で導入が広がる古賀産業(山口県下関市)の「3D冷凍」を、導入3社に聞く特集 |
| 報じられた企業(当時) | 株式会社ワイエスフーズ様(森町砂原・坂本拓也社長) |
| 3Dフリーザー導入(当時) | 3年前に2台導入。ホタテのハーフシェル、マス・サケのいくら、スケソの白子など各種商品を凍結し、解凍時のドリップ抑制など凍結品質のレベルアップを実現 |
| 凍結の工程(当時) | マイナス38度に冷やした庫内に製品を投入し、芯温マイナス25度を目安に凍結。ハーフシェルは35分程度、いくらは1時間40分ほどの凍結時間 |
| 導入効果(当時) | 導入前の通常のエアブラストに比べ最大氷結晶生成温度帯の通過が早く、細胞が壊れない。特に冷凍卵から仕立てるマスいくらの効果が大きい(館山真司本社工場長の談話は本文に掲載) |
| 販売(当時) | パッケージや出荷箱に「3D」の使用を表示し、販売拡大に臨む |
紙面の「3D冷凍」を担う3Dフリーザー®は、独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に包み込んで急速凍結する急速冷凍機です。
マイナス38度の庫内、芯温マイナス25度:紙面が伝えた凍結の工程
紙面によれば、ワイエスフーズ様は3年前に3Dフリーザーを2台導入し、ホタテのハーフシェル、マス・サケのいくら、スケソの白子など各種商品の凍結に使ってきました。工程は具体的です。庫内をマイナス38度まで冷やしてから製品を入れ、芯温がマイナス25度に達するのを目安に凍らせます。ハーフシェルは35分程度で完了し、いくらの凍結時間は1時間40分ほどと報じられています。
品質が変わった理由も、紙面は機序から説明しています。氷の結晶が大きく育つ「最大氷結晶生成温度帯」を従来より早く通過するので、細胞が壊れないのです。本社工場の館山真司工場長は「解凍すると、生の食感が残っている。焼いても硬くならない」と話しました。
「一番導入効果が大きい」マスいくら:ドリップを抑えて「3D」表示で売る
導入効果が最も表れたのは、冷凍卵から仕立てるマスいくらでした。館山工場長はこう語っています。
「通常のエアブラストではドリップが出てしまう原卵も3Dは出ない。製品の仕上がり品質が格段に良くなり、購入先の評価もいい」
(ワイエスフーズ本社工場・館山真司工場長の談話。引用元:水産新聞 2021年3月9日 掲載)
魚卵は凍結・解凍の良し悪しが売価に直結する商材です。ドリップが出ない品質を裏づけに、同社はパッケージや出荷箱に「3D」の使用を表示し、販売拡大に臨んでいると紙面は伝えました。凍結方法そのものを商品の表示に使うのは、品質への自信の表れです。
自社の魚卵・貝で凍結テストをして、ドリップの差を確かめる
いくらやホタテの品質は、解凍してみるまで分かりません。KOGASUNの凍結テストは無料です。原卵・ハーフシェル・むき身など、実際に扱う形のまま持ち込めば、凍結にかかる時間と、解凍後のドリップ・食感・色を実物で確認できます。魚卵のように単価の高い商材ほど、凍結品質の差は利益の差になります。冷凍・冷却テスト・デモ相談からお申し込みください。
ワイエスフーズ様の3D冷凍でよくある質問
ホタテのハーフシェル、マス・サケのいくら、スケソの白子など各種商品です。2021年の報道当時、ワイエスフーズ様は3年前に導入した2台の3Dフリーザーでこれらを凍結し、解凍時のドリップ抑制など凍結品質のレベルアップを実現したと報じられています。
2021年の報道当時、ワイエスフーズ様は庫内をあらかじめマイナス38度に冷やしておき、製品の芯温マイナス25度を目安に凍らせる流れでした。凍結時間はハーフシェルが35分程度、いくらが1時間40分ほどと紙面に具体的な数値で示されています。
従来のエアブラスト凍結と比べて、氷の結晶が大きく育つ温度帯を短時間で通り抜け、細胞の損傷を避けられるためです。解凍時に生の食感が残り、焼いても硬くならないという評価を、本社工場の館山真司工場長が紙面で語っています。
冷凍卵から仕立てるマスいくらで「一番導入効果が大きい」とされ、通常のエアブラストではドリップが出てしまう原卵も3Dでは出ないと語られています。仕上がり品質が格段に良くなり、購入先の評価もいいと報じられました。
向いています。魚卵は膜が繊細でドリップが売価に直結し、殻付き貝は身の食感が評価を左右する、凍結品質の差が表れやすい商材だからです。3Dフリーザーは独自の高湿度3D冷気で食材を多方向から均一に凍らせて、品質が落ちやすい温度帯を短時間で通過させるため、いくら・ハーフシェルのような繊細な商材の冷凍商品づくりに使いやすい設備です。実物を持ち込んで、解凍後の品質から確かめられます。
まとめ:ドリップの出ない凍結が、「3D」表示で売る自信になった
水産専門紙の特集が伝えたワイエスフーズ様の事例は、マイナス38度・芯温マイナス25度という具体的な工程で魚卵・貝のドリップを抑え、その品質をパッケージや出荷箱の「3D」表示で打ち出すところまで進めた取り組みでした。凍結方法を表示して売るのは、品質に裏づけがあるからこそできることです。この事例を自社の商材に置き換える第一歩は、実物での検証です。無料の凍結テストで、解凍後の品質を確かめられます。カタログ請求やテストのご相談は、以下からお問い合わせください。
