うにや馬刺しのような生食類は、冷凍で品質を保つのが難しい食材の代表とされてきました。その生食類を解凍後まで高品質に保つ急速冷凍・冷却技術「3Dフリーザー®」が評価され、開発元のエアオペレーションテクノロジーズ(AOT・現在の株式会社コガサン)は2009年、第17回中国地域ニュービジネス大賞の優秀賞を受賞しています。本記事では、食肉新聞が報じた受賞の内容を整理し、解凍後まで品質を保てる凍結の理由と、受賞歴を急速冷凍機選びに生かす視点まで解説します。
引用元:食肉新聞 2009年6月2日 掲載(社名は掲載当時のものです)
※本記事は、紙面で報じられた当時の内容をもとに、背景や現在の情報を補って読みやすく再構成しています。

結論:うに・馬刺しの解凍後品質を保つ3Dフリーザーを開発したAOTが、中国地域ニュービジネス大賞の優秀賞を受賞した
要点は、鮮度保持が難しいとされてきた生食類を凍らせる独創性が、第三者の審査で認められたことです。紙面の内容を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞 | 第17回中国地域ニュービジネス大賞 優秀賞(2009年6月2日、広島市内で表彰式) |
| 主催 | 中国地域ニュービジネス協議会(広島市) |
| 評価基準 | 独創性・市場性・社会的貢献度 |
| 受賞企業 | エアオペレーションテクノロジーズ株式会社(AOT)。系譜は現在の株式会社コガサン(KOGASUN)に続く |
| 評価された技術 | うに・馬刺しなど生食類でも解凍後に高水準の品質を保つ急速冷凍技術「3Dフリーザー®」 |
| 評価された体制 | 直販に加えた米飯・精肉など4カテゴリーの代理店網と、ユーザー視点の柔軟な製品開発 |
AOTは3Dフリーザー®の独創的な冷凍技術で、大賞に次ぐ優秀賞に選ばれました。食肉新聞は、畜産・食肉関係では優秀賞に2社が選ばれたと伝えています。
市場性も認められた:直販と四つに大別した代理店網
優秀賞の評価は、凍らせる技術だけにとどまりません。AOTは直販と並行して、米販・精肉など四つに大別した代理店網を築いていました。使い手に近い販路で現場の要望をくみ取り、ユーザー視点で柔軟に製品開発を進める体制が、市場性の面でも認められました。
賞が示すのは、第三者による事業としての評価です。技術がその後どんな現場で使われてきたかは、3Dフリーザーの導入事例一覧で確認できます。
なぜ3Dフリーザーは、うに・馬刺しの品質を解凍後まで保てるのか
馬刺しの赤身が水っぽくなり、うにの粒が崩れて溶ける。生食類の冷凍で起きる失敗の主因は、凍結中に育つ氷の結晶です。食品の水分は-1〜-5℃付近の温度帯で氷の結晶に変わり、ここをゆっくり通過するほど結晶が大きく成長して細胞を内側から壊します。壊れた組織は解凍時に水分を抱えきれず、ドリップ、食感の低下、歩留まりの悪化を招きます。
3Dフリーザー®は、独自の高湿度3D冷気で食品を多方向から均一に包み、この温度帯を短時間で通過させます。氷の結晶が微細なまま凍り切るため細胞のダメージが小さく、うに・馬刺しのような繊細な食材でも解凍後の品質を保ちやすくなります。独自の高湿度3D冷気は表面の乾燥も抑えるため、見た目が売価を左右する生食類と相性のよい冷凍方式です。
仕組みの詳細は3Dフリーザーとは、型式や仕様は3Dフリーザーの製品情報で確認できます。
凍結テストで、自社のうに・馬刺しの仕上がりを確かめる
自社の商材がどう仕上がるかは、実物で確かめるのが確実です。KOGASUNは実際の商材を無料で試せる凍結テストを用意しています。凍らせたい商材を持ち込むと、解凍後のドリップ量・食感・色と、中心温度が下がり切るまでの時間を実機で確かめられます。
テストで得られる温度記録と仕上がりの評価は、社内の導入検討や取引先への品質説明の根拠になります。冷凍・冷却テスト・デモ相談からお申し込みください。
中国地域ニュービジネス大賞の受賞でよくある質問
中国地域ニュービジネス協議会(広島市)が主催し、独創的で市場性の高い商品やサービスを生み出した企業を表彰する制度です。第17回にあたる2009年度は、自薦・他薦を含む37件の応募から大賞1社・優秀賞3社・特別賞5社が選ばれました。3Dフリーザー®の開発元AOTは、この優秀賞3社に入っています。
紙面が伝えた範囲では、島根県松江市の株式会社やつか様です。野生植物から抽出したミネラルで養殖魚や家畜の免疫力を高める機能性飼料を開発した企業で、薬剤やワクチンに頼らない安心・安全志向や、地域資源の有効活用が評価されました。優秀賞は全体で3社あり、食肉新聞はこのうち畜産・食肉関係の2社(AOTとやつか様)を取り上げています。
同じ系譜の会社です。AOTは2011年10月に古賀産業へ吸収合併され、古賀産業は2022年10月に株式会社コガサン(KOGASUN)へ社名を変更しました。受賞時に評価された3Dフリーザー®の開発・製造は、現在のKOGASUNが引き継いでいます。
冷凍した商品として出荷するなら、冷凍に特化した3Dフリーザー®が基本です。2機種とも急速冷却と急速凍結の両方に対応し、違いは特化の方向にあります。加熱後の粗熱取りなど冷却工程が主体の現場では、冷却に軸足を置く3Dチラー&フリーザー®が候補になります。現行の温度帯や仕様は、製品情報の確認とあわせてご相談ください。
まとめ:うに・馬刺しの解凍後品質を保った技術は、現在の3Dフリーザーに続く
第17回中国地域ニュービジネス大賞の優秀賞は、うに・馬刺しなど生食類の解凍後品質を保つ3Dフリーザー®の独創性への評価でした。代理店網を通じたユーザー視点の開発体制も、あわせて認められています。独自の高湿度3D冷気で食材を包み、解凍後まで品質を保つAOTの技術は、現在の株式会社コガサン(KOGASUN)の3Dフリーザー®に受け継がれています。受賞歴は導入判断の客観的な裏づけになりますが、決め手は自社の食材の仕上がりです。凍結テストで、うに・馬刺しの解凍後の品質を確かめてください。カタログ請求やテストのご相談は、以下からお問い合わせください。
