イタリアンレストランの急速冷凍活用|パスタ・ピッツァ・PB通販の商品化

イタリアンレストランで急速冷凍機を使う目的は、パスタをそのまま凍らせて通販することだけではありません。ソース、ラグー、ピッツァ、ラザニア、肉料理、魚料理、前菜、ドルチェ、ミールキット、レストランブランドのPB商品まで含めて、どの商品を冷凍化すれば売上と厨房運営の両方に効くかを見る必要があります。

冷凍通販だけを目的にすると、商品設計が狭くなります。実店舗の仕込み平準化、テイクアウト、店頭販売、EC、ギフト、百貨店催事、スーパー・専門店への卸、複数店舗展開、セントラルキッチン化まで考えると、急速冷凍機は「通販用の設備」ではなく、イタリアンレストランの味を事業化する設備になります。

特に、ソースの分離、パスタの食感変化、ピッツァ生地の乾燥、肉魚料理のドリップ、ドルチェの口どけ、包装後の見た目が気になる場合は、3Dフリーザーがおすすめです。この記事では、イタリアンレストランで急速冷凍機を使う場面、商品化しやすいメニュー、失敗しやすい考え方、3Dフリーザーを検討すべき理由、導入前に確認することを整理します。

この記事について

この記事は、KOGASUN PRESS編集部が作成しています。運営は株式会社コガサンです。イタリアンレストラン、トラットリア、ピッツェリア、レストラン運営会社、セントラルキッチン、冷凍食品事業を検討している飲食事業者に向けて、急速冷凍機の使い方を実務目線でまとめています。最終更新日は2026年4月24日です。

食品販売、表示、衛生管理に関わる内容は、地域の保健所、最新の制度、専門家への確認が必要です。この記事では、設備選定と商品設計の考え方を中心に解説します。

まず結論|イタリアンの急速冷凍は「通販」だけでなく商品設計から見る

イタリアンレストランで急速冷凍機を導入するなら、最初に決めるべきなのは、何を冷凍して、どこで売り、どう食べてもらうかです。パスタ、ソース、ピッツァ、ラザニア、肉料理、魚料理、ドルチェでは、冷凍に向く形も、包装も、解凍・再加熱方法も変わります。

急速冷凍で考えるべき出口は、次のように分けられます。

出口商品例見るべき点
店内オペレーションソース、ラグー、スープ、下処理済み具材仕込み平準化、ピーク時の作業削減
テイクアウトラザニア、ピッツァ、惣菜、肉料理持ち帰り後の再加熱、見た目、包装
EC・通販冷凍パスタセット、ピッツァ、ミールキット配送温度、同梱説明、解凍手順
ギフトコースセット、ソース詰め合わせ、ドルチェ箱、ブランド感、贈答用の見た目
レストランブランドPB冷凍ソース、冷凍ピッツァ、冷凍惣菜商品名、内容量、売価、JAN、表示
卸・小売百貨店催事、専門店、スーパー、道の駅ロット、規格、棚持ち、価格帯
複数店舗展開共通ソース、ベース料理、仕込み品味の標準化、配送、各店での再現性
セントラルキッチン仕込み集約、半製品、完成品処理量、保管、出荷、解凍動線

このように見ると、急速冷凍機は「店の味を全国へ届ける」だけの設備ではありません。店内作業を軽くし、売れる商品を増やし、店舗外の売上を作るための設備です。

ただし、冷凍すれば何でも店の味がそのまま残る、という考え方は危険です。特にパスタは、麺とソースを一体で凍結するのか、ソースだけ冷凍するのか、冷凍用に麺の茹で方や再加熱方法を変えるのかで結果が変わります。必ず自店の商品で凍結テストを行ってください。

イタリアン料理で凍結後の品質を確認したい場合は、凍結テスト・デモの相談をご利用ください。設備仕様から確認したい方は、製品カタログをダウンロードして、対象商品、処理量、設置場所を整理すると進めやすくなります。

イタリアンレストランで急速冷凍機が必要になる理由

イタリアンレストランは、仕込みの比重が大きい業態です。ソース、ラグー、ブロード、スープ、ピッツァ生地、前菜、肉魚の下処理、ドルチェなど、営業時間外の作業が多くなりやすく、シェフや少数スタッフに負担が集中します。

一方で、売上は席数、客単価、回転数、天候、予約状況に左右されます。店内売上だけに依存すると、どれだけ料理がよくても、厨房の生産力と席数が上限になります。急速冷凍機は、この上限を少し外すための設備です。

仕込みを平準化しやすい

ランチ前、ディナー前、週末前に仕込みが集中すると、厨房の負担が大きくなります。急速冷凍を使えば、ソース、ラグー、スープ、惣菜、下処理済み食材を落ち着いた時間に仕込み、必要な分だけ解凍・仕上げに回しやすくなります。

これは、味を落として作り置きする話ではありません。品質が保てる商品を選び、冷凍前提でレシピ、包装、解凍方法を決めるということです。

店舗外の売上を作りやすい

イタリアンは、冷凍商品化しやすいメニューが多い業態です。パスタソース、ラザニア、ピッツァ、煮込み料理、肉料理、魚料理、ドルチェ、コースセット、ミールキットなどは、商品設計次第でEC、ギフト、店頭販売、催事、卸へ広げられます。

店舗の客席数だけでは売上に限界があります。急速冷凍で商品化できれば、来店できないお客様にも販売でき、贈答用、リピート通販、法人向けギフトにもつなげやすくなります。

複数店舗やセントラルキッチンに展開しやすい

複数店舗を運営している場合、味の標準化は大きな課題です。各店でソースやベース料理を別々に仕込むと、味、歩留まり、作業時間に差が出ます。

セントラルキッチンで共通ソースや仕込み品を作り、急速冷凍して各店舗へ配送できれば、店舗ごとの作業を減らし、品質をそろえやすくなります。セントラルキッチン運用は、セントラルキッチンで急速冷凍を活用する方法も参考になります。

食材ロスと機会損失を同時に見られる

予約の急な変更、天候不良、仕入れの読み違いで食材が余ることがあります。ただし、営業後に余った料理を何でも凍結して売ればよい、という話ではありません。

大切なのは、冷凍前提の商品を計画的に作ることです。たとえば、ソースや下処理品を計画的に冷凍しておけば、廃棄を減らしながら、急な注文、テイクアウト、ギフト注文にも対応しやすくなります。

食品ロス対策を全体で整理したい場合は、急速冷凍で食品ロスを削減する方法も確認してください。

イタリアンで急速冷凍に向いている商品

イタリアンの商品化展開において、パスタだけを中心にするのは危険です。パスタは消費需要がありますが、実務ではソース、ピッツァ、ラザニア、肉魚料理、前菜、ドルチェ、ミールキットまで含めて考えた方が売上UPにつながります。

商品カテゴリ商品例確認する点
パスタソースボロネーゼ、アラビアータ、ペスカトーレ、ジェノベーゼ分離、香り、具材の食感、再加熱
ラグー・煮込み牛肉ラグー、トリッパ、カチャトーラ、煮込み肉ドリップ、脂の分離、肉の食感
ピッツァ焼成前生地、半焼成ピッツァ、完成ピッツァ生地の乾燥、焼成後の食感、具材の離水
ラザニア・グラタンラザニア、カネロニ、グラタンソース分離、チーズ、再加熱後の見た目
前菜・惣菜カポナータ、肉惣菜、魚介惣菜、野菜惣菜離水、色、オイル分離、盛り付け
肉魚メインアクアパッツァ、ロースト肉、煮込み魚、鶏料理ドリップ、身崩れ、香り、歩留まり
ドルチェティラミス、チーズケーキ、焼き菓子、セミフレッド口どけ、離水、乾燥、カット面
ミールキットパスタセット、ピッツァセット、コースセット同梱物、調理手順、家庭での再現性

パスタは「麺ごと凍らせる」以外も考える

冷凍パスタは需要がありますが、麺ごと凍らせれば必ず店の食感が再現できるわけではありません。麺の種類、茹で加減、ソース量、包装、再加熱方法で仕上がりが変わります。

現実的には、次のように分けてテストします。

商品設計向く場面注意点
ソースだけ冷凍店内仕込み、EC、ギフト麺は家庭や店舗で調理する必要がある
麺とソースを別包装ミールキット、通販同梱手順が必要
調理済みパスタを冷凍テイクアウト、時短商品食感、麺の伸び、再加熱ムラを見る
ラザニア・カネロニ化冷凍商品、ギフト再加熱後の見た目と中心温度を見る

パスタの食感だけを売り文句にするのは不十分です。自店のパスタで、解凍後、湯煎後、電子レンジ後、フライパン再加熱後のどれが一番よいかを確認してください。

ソースとラグーは商品化しやすい

イタリアンで最初に急速冷凍を試しやすいのは、パスタソースやラグーです。ボロネーゼ、トマトソース、魚介ソース、ラグー、煮込みソースは、店舗の味を家庭で再現しやすく、店頭販売やECにもつなげやすい商品です。

見るべき点は、香り、油分の分離、具材の食感、再加熱後の濃度です。ソースは味が濃くなりすぎたり、解凍後に水っぽくなったりすることがあるため、冷凍前提でレシピを調整します。

ピッツァは生地と具材を分けて考える

ピッツァは、焼成前生地、半焼成生地、完成品、具材セットで結果が変わります。生地を冷凍する場合は、乾燥、膨らみ、焼成後の香り、耳の食感を確認します。完成品を冷凍する場合は、チーズ、具材の水分、焼き戻し後の底面の食感を確認します。

ピッツァはEC、店頭販売、冷凍PB、卸販売に向いていますが、箱、サイズ、焼き戻し方法、家庭用オーブンで再現できるかまで見ないと、リピートにつながりません。

ピッツァの冷凍事例を見たい場合は、ピザの急速冷凍事例も参考になります。

肉魚料理はドリップと歩留まりを見る

イタリアンの肉魚料理では、アクアパッツァ、ロースト肉、煮込み肉、鶏料理、魚介の前菜などが対象になります。水分が出やすい料理では、ドリップが味、見た目、歩留まりに直結します。

3Dフリーザーでテストする場合は、冷凍前後の重量、解凍後のドリップ、香り、身崩れ、再加熱後の食感を見てください。ギフトやECでは、家庭で解凍したときに見た目が崩れないことも重要です。

肉の急速冷凍を詳しく見る場合は、肉を急速冷凍する方法も確認してください。

ドルチェは口どけと離水を見る

ティラミス、チーズケーキ、焼き菓子、セミフレッド、カタラーナのようなドルチェは、ギフトや店頭販売に向きます。一方で、口どけ、離水、カット面、乾燥、包装時の崩れを確認する必要があります。

ドルチェは見た目が購入判断に直結します。冷凍後の味だけでなく、箱を開けたときの見え方、カットしやすさ、食べるまでの解凍時間までテストしてください。

菓子・デザートの急速冷凍を確認したい場合は、デザート・スイーツの急速冷凍も参考になります。

ミールキットは説明書まで商品

レストランの冷凍ミールキットでは、味だけでなく、家庭で迷わず作れることが重要です。パスタ、ソース、チーズ、オイル、具材、パン、ドルチェをセットにする場合は、同梱物と手順が分かりやすくないと再現性が落ちます。

冷凍ミールキットでは、次の点を決めます。

項目決めること
同梱物ソース、麺、具材、チーズ、オイル、説明書
調理手順湯煎、電子レンジ、フライパン、オーブン
所要時間何分で食べられるか
保存方法冷凍温度、保管期間
表示原材料、アレルゲン、内容量、賞味期限
販売単位1人前、2人前、ギフトセット

ミールキットは、単品より客単価を上げやすく、ギフトにも向きます。ここはイタリアンの急速冷凍で大きな商売の出口になります。

レストランブランドPBとして設計する

急速冷凍機を導入するなら、通販だけでなく、レストランブランドPBまで考えた方が強くなります。PBといっても、大手スーパーのような大量生産品だけではありません。店名やシェフ名を前面に出した、冷凍ソース、冷凍ピッツァ、冷凍ラザニア、冷凍コースセット、ギフト商品もレストランブランドPBです。

PB化しやすい商品

PB化しやすい商品は、店舗の個性が出て、家庭で再現しやすく、配送や保管に耐えやすい商品です。

PB化しやすい商品商品例見るべき点
冷凍ソースボロネーゼ、トマトソース、魚介ソース香り、濃度、具材感
冷凍ピッツァマルゲリータ、クワトロフォルマッジ、季節ピッツァ生地、チーズ、焼き戻し
冷凍惣菜カポナータ、肉惣菜、魚介惣菜オイル、離水、見た目
冷凍メイン煮込み肉、魚料理、ロースト料理ドリップ、再加熱、歩留まり
冷凍ドルチェティラミス、チーズケーキ、カタラーナ口どけ、カット面、包装
コースセット前菜、メイン、パスタソース、ドルチェ同梱手順、ギフト感

PB化で大切なのは、凍結できることではありません。商品名、内容量、売価、包装、JAN、ロット管理、賞味期限、解凍方法、販売チャネルまで決めることです。店内でおいしい料理と、商品として売れる冷凍食品は別物です。

小売・卸に出すなら規格が必要

店頭販売や自社ECだけなら小ロットでも始めやすいですが、百貨店催事、スーパー、専門店、道の駅、卸販売まで広げるなら、規格が必要になります。

卸先は、味だけでなく、納品ロット、賞味期限、表示、JAN、外装サイズ、保管温度、納品頻度、原価、売価を見ます。急速冷凍機を入れる前に、どの販路まで狙うのかを決めておくと、必要な処理量や包装設備も判断しやすくなります。

3Dフリーザーがおすすめな理由

イタリアンは、乾燥、分離、ドリップ、香り飛び、食感変化が目立ちやすい料理が多い業態です。スペック上の凍結スピードだけで選ぶと、商品化したときに見た目や再加熱後の品質で苦労することがあります。

この条件では、3Dフリーザーがおすすめです。3Dフリーザーは高湿度の冷気で食品を包み込むように冷やすため、乾燥や目減りを抑えたい料理、多品目を同じ厨房で試したい現場、包装前のトレー状態で品質を見たい現場に向いています。

ソースや具材の乾燥を抑えたい

エアブラスト式では、強い冷気を当てるため、商品によっては表面乾燥や目減りが出る場合があります。ピッツァ生地、肉料理、魚料理、パン、ドルチェでは、乾燥が食感や見た目に出やすくなります。

3Dフリーザーでテストする場合は、冷凍前後の重量、表面の乾き、包装後の霜付き、解凍後の見た目を確認してください。

多品目小ロットに向く

イタリアンレストランでは、1商品だけを大量に流すより、ソース、前菜、ピッツァ、肉魚料理、ドルチェを少量ずつ試すことが多くなります。多品目をテストしやすいかは、導入判断で大切です。

3Dフリーザーは、レストランの厨房単位で複数商品を試しやすい設備です。最初から大規模ラインを組むのではなく、売れる商品を見極めながら冷凍商品化を進めたい店舗に向いています。

未包装・トレー・袋で比較しやすい

リキッドフリーザーは凍結スピードが強い一方で、実務では包装前提になりやすく、商品によっては形状や包装条件が制約になります。イタリアンでは、未包装、トレー、袋、真空、個包装など、商品ごとに適した形が違います。

3Dフリーザーなら、まず未包装やトレー状態で冷凍後の変化を見て、その後に販売用包装で再テストしやすくなります。

3Dフリーザーの特徴は、3Dフリーザーの特徴でも確認できます。

比較・選定で迷ったら
食品や処理量に合う急速冷凍機を、カタログと導入相談で具体的に確認できます。
仕様・寸法を先に確認したい場合はカタログ、設置可否や凍結テストまで相談したい場合はお問い合わせをご利用ください。

エアブラスト式・リキッドフリーザーと比較するときの注意点

急速冷凍機は、方式ごとに向き不向きがあります。イタリアンでは、凍結スピードだけでなく、乾燥、包装条件、ソース分離、ドリップ、再加熱後の見た目まで見る必要があります。

比較項目エアブラスト式リキッドフリーザー3Dフリーザーで確認したい点
乾燥食品によって表面乾燥が出る場合がある包装で乾燥を避けやすい高湿度冷気で乾燥と目減りを見る
包装条件未包装でも投入しやすい実務では包装前提になりやすい未包装、トレー、袋で比べる
ソース・惣菜冷気の当たり方で表面差が出る場合がある包装内の形状に左右される分離、油浮き、具材の食感を見る
ピッツァ・パン乾燥、割れ、焼き戻し後の食感を見る包装条件の制約を見る生地の乾燥、焼成後の香りを見る
肉魚料理ドリップ、身崩れ、色変化を見る包装内で形が崩れないか見る歩留まり、香り、再加熱後を見る
多品目対応汎用性は高いが風量調整を見る商品切替と液管理を見る小ロット多品目で試しやすいか見る

どの方式にも得意分野があります。重要なのは、自店の商品で試すことです。特に、ピッツァ生地、ソース、肉魚料理、ドルチェのように見た目と食感が売上に直結する商品では、3Dフリーザーを最初から検討に入れる方が判断しやすくなります。

販売チャネルごとに設計を変える

同じ冷凍イタリアンでも、売る場所によって商品設計は変わります。自社EC、店頭販売、ギフト、卸、小売、複数店舗用の仕込み品を同じ設計にすると、どこかで使いにくくなります。

販売チャネル向く商品注意点
店頭販売ソース、ピッツァ、ラザニア、ドルチェ買いやすい価格、保冷袋、持ち帰り時間
自社ECコースセット、ミールキット、ギフト同梱説明、配送温度、リピート購入
モール販売定番商品、ギフト商品価格比較、レビュー、配送体制
百貨店催事ピッツァ、惣菜、ドルチェ見た目、試食、納品ロット
スーパー・専門店卸PB商品、冷凍ソース、冷凍ピッツァJAN、表示、棚持ち、卸価格
複数店舗内製共通ソース、半製品、仕込み品標準化、配送、各店の仕上げ

ECや通販の基本設計は、冷凍食品のEC・通販を成功させる5つのポイントも参考になります。

失敗しやすい考え方

急速冷凍機を入れても、商品設計が甘いと売れません。イタリアンレストランで失敗しやすいのは、次のような考え方です。

パスタだけで考える

「イタリアンの冷凍商品」と聞くとパスタを考えがちですが、パスタだけに寄せると選択肢が狭くなります。ソース、ラザニア、ピッツァ、惣菜、肉魚料理、ドルチェ、ミールキットまで広げて、冷凍後の品質と売りやすさを比較してください。

店の料理をそのまま凍らせる

店内提供の料理をそのまま冷凍しても、家庭で同じ仕上がりになるとは限りません。再加熱、解凍、包装、配送、食べるタイミングが変わるためです。

冷凍商品は、冷凍用の商品として再設計します。味付け、ソース量、具材サイズ、包装、解凍方法、同梱説明まで含めて商品です。

余った料理の救済として使う

営業後に余った料理を冷凍して売ればよい、という考え方は危険です。温度履歴や衛生状態が複雑になり、品質も安定しにくくなります。

急速冷凍は、提供前の商品を計画的に作り、品質のよい状態で凍結するために使います。食品衛生や表示の確認が必要な場合は、冷凍食品の営業許可・施設基準・表示義務も確認してください。

包装と表示を後回しにする

冷凍商品は、料理が完成しただけでは売れません。商品名、内容量、表示、アレルゲン、賞味期限、保存温度、解凍・調理方法、配送箱、同梱説明が必要です。

特にECや卸販売では、開封した瞬間の見た目、説明の分かりやすさ、リピートしやすさが重要です。凍結テストの段階から包装も一緒に確認してください。

導入前に確認すること

急速冷凍機は、機械だけで選ぶと失敗します。イタリアンレストランでは、商品、厨房、販路、包装、保管、配送まで一緒に見ます。

どの商品から始めるか

最初から全メニューを冷凍化する必要はありません。まずは、売れやすく、品質を確認しやすく、厨房の負担も減らせる商品を選びます。

おすすめの優先順位は次の通りです。

優先度商品理由
ソース、ラグー、煮込み店内仕込みとECの両方に使いやすい
ピッツァ、ラザニア商品化しやすく、ギフトにも向く
肉魚メイン客単価を上げやすく、品質差が出る
ドルチェギフト向きだが、見た目と離水を見る
調理済みパスタ需要はあるが、食感テストが重要
ミールキット客単価は上げやすいが説明設計が必要

処理量と設置場所

1日に何食分を凍結したいのか、どの時間帯に凍結するのか、厨房のどこに置くのかを決めます。冷凍保管庫、作業台、包装スペース、配送準備スペースも必要です。

処理量が小さければ小型機で始められる場合があります。複数店舗や卸販売まで考えるなら、セントラルキッチンや大型機の検討が必要になる場合もあります。

業務用急速冷凍機の選び方は、業務用急速冷凍機の選び方も確認してください。

凍結テストの評価項目

凍結テストでは、味だけで判断しないでください。次の項目を確認します。

評価項目見る内容
見た目色、形、表面乾燥、包装内の見え方
食感パスタ、ピッツァ生地、肉魚、ドルチェの変化
香り解凍後、再加熱後の香り
分離ソース、油分、クリーム、チーズ
ドリップ肉魚、惣菜、野菜の水分流出
歩留まり冷凍前後、解凍後の重量変化
作業性解凍時間、再加熱時間、盛り付けやすさ
販売性箱を開けたときの印象、説明の分かりやすさ

相談前に整理しておきたいこと

自店の商品で凍結後の品質を確認したい場合は、凍結テスト・デモの相談をご利用ください。設備仕様やサイズを先に確認したい方は、製品カタログをダウンロードしてください。自店の商品に合う機種を相談したい場合は、お問い合わせからご連絡ください。

自社商品で確認したい方へ
カタログだけで判断しにくい仕上がりは、実際の食材で凍結テストできます。
乾燥・ドリップ・形崩れ・解凍後の品質など、導入前に自社商品の状態で確認できます。

イタリアンレストランの急速冷凍活用とあわせて確認したいページ

イタリアンレストランで急速冷凍機を検討する場合は、この記事だけで判断せず、次のページも確認してください。

イタリアンレストランの急速冷凍に関するよくある質問

Q. イタリアンレストランで急速冷凍機を導入する一番の目的は何ですか。

A. 通販だけではありません。ソース、ピッツァ、ラザニア、肉魚料理、ドルチェ、ミールキットを計画的に冷凍し、店内仕込みの平準化、テイクアウト、EC、ギフト、PB商品、卸販売まで広げることです。まずは、どの商品をどの販路で売るかを決める必要があります。

Q. パスタは急速冷凍すれば店のアルデンテ感を再現できますか。

A. 商品設計とテスト次第です。麺ごと冷凍する方法もありますが、食感が変わる場合があります。ソースだけ冷凍する、麺とソースを別包装にする、ラザニアやミールキットにするなど、複数の設計でテストしてください。再加熱方法まで含めて決めることが重要です。

Q. イタリアンで最初に冷凍商品化しやすいものは何ですか。

A. パスタソース、ラグー、ラザニア、ピッツァ、煮込み料理、ドルチェから始めるのがおすすめです。これらは店内仕込みにも使いやすく、EC、ギフト、店頭販売にも広げやすい商品です。肉魚料理はドリップと歩留まりを確認してください。

Q. レストランブランドPBとして販売できますか。

A. できます。冷凍ソース、冷凍ピッツァ、冷凍惣菜、冷凍ドルチェ、コースセットなどは、店名やシェフ名を出したPB商品にしやすいです。ただし、商品名、内容量、包装、表示、賞味期限、売価、JAN、ロット管理まで決める必要があります。

Q. 3Dフリーザーがイタリアンに向いている理由は何ですか。

A. イタリアンは、ソースの分離、ピッツァ生地の乾燥、肉魚料理のドリップ、ドルチェの口どけなど、冷凍後の品質差が見えやすい料理が多いです。3Dフリーザーは高湿度の冷気で食品を包み込むように冷やすため、乾燥や目減りを抑えたい商品、多品目小ロットの商品に向いています。

Q. 店内で余った料理を冷凍して通販に回してもよいですか。

A. 安易にはおすすめしません。提供後や温度履歴が不明な料理は、品質と衛生管理のリスクがあります。急速冷凍は、余った料理を救うためではなく、販売前の商品を冷凍前提で計画的に作るために使ってください。必要に応じて保健所や専門家へ確認してください。

Q. 小さなレストランでも急速冷凍機は必要ですか。

A. 必ず必要とは限りません。席数、仕込み量、スタッフ数、冷凍したい商品、保管スペース、販売チャネルで判断します。小規模店でも、ソースやピッツァを冷凍販売したい、通販を始めたい、仕込みを平準化したい場合は検討する余地があります。

Q. 導入前に何を準備すればよいですか。

A. 冷凍したい商品、1回あたりの仕込み量、販売チャネル、包装形態、保管場所、解凍・再加熱方法を整理してください。ECや卸販売を考える場合は、商品名、内容量、表示、賞味期限、配送温度、JAN、ロット管理も必要になります。まずは自店の商品で凍結テストを行うことをおすすめします。

イタリアンレストランの急速冷凍活用まとめ

イタリアンレストランの急速冷凍機は、パスタ通販だけの設備ではありません。ソース、ラグー、ピッツァ、ラザニア、肉魚料理、前菜、ドルチェ、ミールキット、レストランブランドPBまで含めて、どの商品を冷凍化すれば店内運営と店舗外売上の両方に効くかを見る設備です。

冷凍商品化を成功させるには、店の料理をそのまま凍らせるのではなく、冷凍用の商品として再設計する必要があります。味付け、ソース量、具材サイズ、包装、解凍方法、同梱説明、販売チャネルまで含めて商品です。

特に、ソースの分離、ピッツァ生地の乾燥、肉魚料理のドリップ、ドルチェの口どけ、包装後の見た目が気になる場合は、3Dフリーザーがおすすめです。高湿度の冷気で食品を包み込むように冷やし、多品目小ロットの商品をテストしやすいため、レストランの商品開発と相性がよい設備です。

自店の商品で凍結後の品質を確認したい場合は、凍結テスト・デモの相談をご利用ください。設備仕様から確認したい方は、製品カタログをダウンロードして、対象商品、処理量、設置場所、販売チャネルを整理をお勧めいたします。お気軽にお問合せください。

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