
Contents
真牡蠣の基本情報
真牡蠣(マガキ)は、日本で最も一般的に食べられている牡蠣の一種で、冬が旬の「冬牡蠣」とも呼ばれています。殻は荒々しく不規則な形状をしており、身は乳白色でクリーミーな食感と濃厚な旨味が特徴です。良質なタンパク質が豊富で低脂肪、さらに亜鉛や鉄分、銅などのミネラル、ビタミンB12、グリコーゲンなども多く含まれています。特に亜鉛含有量は食品の中でもトップクラスで、免疫力向上や新陳代謝の促進に効果があるとされています。
真牡蠣は国内では主に広島県や宮城県、岩手県などが主な産地で、養殖が盛んに行われています。新鮮で美味しい真牡蠣を選ぶポイントとしては、殻がしっかりと閉じていて重みがあること、また開けた時に身が肉厚で水分が多く、新鮮な海の香りがするものが良質です。殻を軽くたたいた時に閉じる反応があるものを選ぶと良いでしょう。
真牡蠣を冷凍保存する理由は、旬の時期(11月から3月頃)に購入した新鮮な真牡蠣を長期間楽しむためです。冷凍することで栄養価や旨味を保ちながら、日持ちを延ばすことができます。
真牡蠣の冷凍保存方法
まず、真牡蠣を冷凍する際の準備ですが、新鮮な真牡蠣を購入したら、なるべく早く処理することが大切です。殻付きの場合は殻から身を取り出し、塩水で軽く洗って汚れを落とします。身はしっかりと水気を切り、キッチンペーパーなどで優しく拭き取ります。
真牡蠣の冷凍方法は主に2つあります。一つは生のまま冷凍する方法、もう一つは下処理してから冷凍する方法です。
生のまま冷凍する場合は、水気を切った真牡蠣を一粒ずつラップで包み、それをフリーザーバッグに入れて脱気し、密封します。この方法は簡単ですが、解凍後は必ず加熱調理用として使うようにしましょう。
下処理してから冷凍する場合は、真牡蠣を軽く塩水で茹でるか、電子レンジで加熱してから冷凍します。この方法なら解凍後も比較的安全に食べられます。下処理した真牡蠣は水気をしっかり切り、一食分ずつに小分けにし、ラップで丁寧に包み、空気に触れないようにしっかりと包むことがポイントです。その後、フリーザーバッグに入れて脱気し、密封します。保存に適した袋は、冷凍用のジップロックなどの密封性が高いものが望ましいです。
真牡蠣の解凍方法と美味しく食べるコツ
冷凍真牡蠣の解凍方法はいくつかあります。最も良い方法は、冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて解凍する方法です。一晩かけてじっくり解凍することで、風味や食感を損なわず美味しく食べられます。急いでいる場合は、フリーザーバッグのまま流水で解凍すると比較的早く解凍できますが、水分が流れ出ないように注意が必要です。
解凍後の真牡蠣は、加熱調理して食べるのが安全です。特に「牡蠣フライ」や「牡蠣のグラタン」、「牡蠣鍋」などは真牡蠣の濃厚な旨味が活きる料理です。また、「牡蠣のバター焼き」や「牡蠣のアヒージョ」も簡単で美味しい一品になります。真牡蠣は大きくて肉厚なので、一粒でも満足感のある料理に仕上がります。解凍した時点で若干の旨味が逃げている場合は、バターやにんにく、白ワインなどの調味料を工夫したり、短時間で調理したりすると美味しく食べられます。
解凍方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
冷凍したお肉や魚を解凍したら、水っぽくなったりパサパサになったりして美味しくなかった…という経験はありませんか?実は、食材の味は解凍方法で大きく変わります。美味しさを損なう最大の原因は、旨味成分や水分が流れ出た「ドリップ」です。 この記事では、このドリップを最小限...
より高度な冷凍品質を保持する方法

真牡蠣をはじめとした貝類は家庭でも冷凍保存が可能ですが、業務用急速冷凍機を使用することで、さらに高度な品質を保持した冷凍保存が可能になります。牡蠣の繊細な食感や風味を保つためには、プロの冷凍技術が欠かせません。
一般的な冷凍と急速冷凍の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。
急速冷凍とは、食材を短時間で一気に凍らせることで、細胞へのダメージを最小限に抑え、解凍後も鮮度や風味を保てる冷凍方法です。普通の冷凍との大きな違いは、最大氷結晶生成帯と呼ばれる温度帯を素早く通過できるかどうかにあります。この記事では、急速冷凍の仕組みや定義をはじめ、普通...
食品の鮮度や美味しさを保つ冷凍方法としてお勧めしたいのが、3Dフリーザー®です。3Dフリーザー®は、世界各国で特許取得の3D凍結技術を搭載し、食品業界での導入事例も多く、その効果が実証されています。通常の業務用急速冷凍機では冷凍不可能な食材にも対応しており、真牡蠣などの貝類も鮮度や旨味を損なうことなく高品質な冷凍が可能です。
▼実際に3Dフリーザーをお使いいただいている水産加工様の導入事例▼
引用元:みなと新聞 2021年9月2日 掲載 ニチモウフーズ(東京都中央区、山本信之社長)は、埼玉県戸田市の「戸田チルド工場」を拠点に、寿司ネタ中心の生食商品の製造と開発を進めています。首都圏に近い立地を活かし、小ロットの注文にも迅速に対応します。 取り扱う主な原料 ...
引用元:水産新聞 2021年3月9日 掲載 概要 札幌市の丸高水産株式会社(代表:田名部 實)は、古賀産業株式会社の「3Dフリーザー®」を導入しました。全方位から高湿度の冷気で包み込む3D冷凍により、製品を均一に短時間で凍結できます。解凍後も品質が損なわれにくく...
引用元:水産新聞 2021年3月9日 掲載 導入の背景 前浜資源の減少や衛生・安全ニーズの高まりを受け、量販店では生魚の刺身を冷凍品へ切り替える動きが広がっています。こうした市場変化に対応するため、マルホン小西漁業は水揚げ当日の迅速凍結により鮮度・安全性の両立を図り、商...
引用元:みなと新聞 2020年11月19日 掲載 概要 角上魚類ホールディングス(寺泊本社:新潟県長岡市/美園本社:さいたま市)では、通販部門の取り扱い件数が1~11月初旬で前年同期比180%となりました。背景には、古賀産業(山口県下関市)の急速冷却冷凍装置「3Dフリー...
引用元:みなと新聞 2022年11月18日 掲載みなと新聞(2022年11月18日)にて、「家庭で本格『鯛茶漬け』」が紹介されました。福岡鮮魚市場のアキラホールディングスのグループ企業、アキラ・トータルプランニングが開発した冷凍刺身とたれのセットです。ご家庭で手軽に、博多の味をお楽...
引用元:水産新聞 2023年2月20日 掲載 札幌市の水産物卸、株式会社フジウロコ大橋水産は、自社製造の加工品を拡充し、商品の供給力を強化しました。まず、特殊冷風乾燥機と急速冷却冷凍装置を導入。さらに、加熱調理機を併用し、刺身商材や焼成済み品のラインアップを広げています。 ...
引用元:水産新聞 2021年9月27日 掲載 別海町尾岱沼の株式会社丸尚富崎水産(富崎洋尚社長)は、前浜で水揚げされるホタテの加工体制を強化するため、古賀産業株式会社製の3Dフリーザー®を導入しました。-35℃の急速凍結によりドリップを抑え、食感を保ったまま凍結できるため、主...
引用元:みなと新聞 2021年11月29日 掲載 背景:昼間稼働へのシフトとHACCP取得 同社は3年前、加工場の夜間シフトを廃止しました。まず、昼間稼働に平準化することで生産性と安全性を高めました。さらに、昨年5月には日本食品認定機構による対米HACCP認証を取得。受...
引用元:みなと新聞 2021年6月8日 掲載 鮮凍力とは?目利きと急速凍結技術の融合 大阪のアルティマイスグループが手掛ける「ゆみるめ」(大阪市、向山眞一郎社長)は、目利きの技術と3Dフリーザー®による急速凍結を組み合わせた冷凍鮮魚ブランド「鮮凍力」を本格展開しています。すでに...
