水分95%のレタスを70℃のまま急速冷凍|シャキシャキ感は残るか・46分実測

中央に「3D凍結デモテスト レタス」と記し、玉と半割り、千切り、葉の器、加熱した葉物料理を白背景に配置したアイキャッチ

相場が上がっても欠品しても、チャーハンやスープからレタスは外せない。それでも「生鮮で使い切る」以外に道がないのが、葉物の常識でした。本記事では、湯通し直後・70℃のカットレタスを冷まさずそのまま急速冷凍し、シャキシャキ感と緑色を残せた実機テストを報告します。水分95%のレタスがなぜ冷凍で崩れるのか、色止めと凍結を一度に済ませる仕組み、自社のカット規格での確かめ方まで、この1本で分かります。

結論:レタスは湯通し直後の70℃から46分の急速冷凍で、シャキシャキ感と緑色を保てた

穴あきのアルミトレーに淡緑色と濃緑色のカットレタスを広げ、中央から右側に白い温度センサーのコードを置いた状態

カットして湯通ししたレタスを、70℃のまま3Dフリーザー®へ投入したところ、46分で中心温度-18℃に到達しました。解凍後も繊維が残り、シャキッとした歯ざわりと鮮やかなライトグリーンを保てています。

レタスは、冷凍加工で最も難しい野菜の一つとされます。水分があまりに多く、凍らせ方を誤ると解凍した瞬間に水が抜け、原形をとどめないほどドロドロになるからです。今回のテストは、その難敵を加熱直後の高温からダイレクトに凍らせ、食感と色味を守れるかの検証でした。カットの幅や1回に入れる量が変われば、所要時間は前後します。条件は次のとおりです。

項目内容
対象レタス(カット・湯通し済み)
計測方法水気を切って穴あきのアルミトレーに広げ、中心温度を計測
温度と時間投入70℃ → 46分で中心-18℃(冷ます工程を挟まず直接投入)
品質結果解凍後も繊維が残り、シャキシャキ感と鮮やかな緑色を維持
使用設備KOGASUNの急速冷凍機「3Dフリーザー®」

自社のレタスと切り方で同じ仕上がりになるかは、記事後半で紹介する無料テストで、買う前に実物確認できます。

比較・選定で迷ったら
食品や処理量に合う急速冷凍機を、カタログと導入相談で具体的に確認できます。
仕様・寸法はカタログで確認し、設置可否や機種選定は導入相談で確認できます。

なぜレタスは冷凍すると「ドロドロ」になるのか

一般にレタスは、水分が95%を占めるといわれる野菜です。あの張りと歯ざわりは、細胞いっぱいに詰まった水が支えています。シャキシャキ感の正体は、水そのものです。

凍結に時間がかかると、この水は大きな氷の粒に育ち、繊細な細胞膜を内側から突き破ります。破れた細胞は、解凍時に水を抱えていられません。流れ出た水と一緒に張りを失った葉は、鍋に入れる前からぺしゃんこに潰れてしまいます。

水が氷に変わるのは、主に-1〜-5℃の「最大氷結晶生成温度帯」です。ここで足踏みするほど結晶は肥大し、一気に駆け抜ければ微細なまま固まります。凍結スピードが品質をどう分けるかは急速冷凍と通常冷凍の違いで整理しています。

冷水いらずの色止め:70℃のまま入れられるACVCS®と高湿度3D冷気

冷凍の前に、加熱したレタスにはもう一つの敵がいます。褐変です。湯通し後のレタスは、すぐ冷まさないと余熱で緑が飛び、茶色く変わってしまいます。定番の冷水冷却なら色は守れますが、今度は葉が水を吸いすぎ、食感を落とす原因になります。色を取るか、食感を取るか。葉物の下処理は長らくこのジレンマを抱えてきました。

70℃のままダイレクトに凍結できれば、どちらも選ばずに済みます。急速な冷却がそのまま色止めになり、余分な水も吸わせない。色止めと凍結が、一度の工程で同時に終わるからです。

とはいえ本来、湯気の立つ食品を冷凍機へ入れるのはご法度です。蒸気が冷却器で霜に変わって積もり、冷やす力を奪っていきます。この壁を越えるのが、KOGASUNの急速冷凍機「3Dフリーザー®」に搭載された独自の非貫流熱交換方式・ACVCS®です。冷却器への着霜を抑える構造のため、熱々の食品を受け入れても能力が落ちにくく、庫内は高い湿度を保ったまま回り続けます。

湿度の高い冷気が食品を多方向から包む「高湿度3D冷気」も、葉物との相性を高めています。薄い葉先の乾燥を抑え、重なった部分との凍結ムラを小さくできるためです。仕組みの詳細は3Dフリーザーの特徴にまとまっています。

比較・選定で迷ったら
食品や処理量に合う急速冷凍機を、カタログと導入相談で具体的に確認できます。
仕様・寸法はカタログで確認し、設置可否や機種選定は導入相談で確認できます。

工程はどう変わるか:湯通しから凍結まで一直線

長方形の穴あきアルミトレーに緑色のカットレタスが重なり、中央下部に白い温度センサーのコードが湾曲して置かれている状態

従来のレタス加工は、湯通し→冷水で色止め→水切り→凍結と、冷やすための手数が多い工程でした。冷水にさらすほど葉は水を含み、水を切るほど時間が延びる。湯通し直後にそのまま凍結へ回せば、この中間工程が丸ごと消えます。

次の表は、70℃のまま急速冷凍する場合と、冷水で冷やしてから通常冷凍する場合の違いです。

観点70℃のまま急速冷凍冷水で冷やして通常冷凍
凍結が色止めを兼ね、緑をそのまま固定冷却が遅れると余熱で褐変が進む
水分余分な水を吸わせずに凍結冷水で葉が水を吸い、食感が落ちやすい
氷結晶最大氷結晶生成温度帯を短時間で通過し微細なまま温度帯に長くとどまり結晶が育つ
解凍後繊維が残り、シャキッとした歯ざわり離水してドロドロになりやすい
工程数湯通し→凍結の2工程湯通し→冷却→水切り→凍結の4工程

前述の実測でも、凍結後のカット片は輪郭がくっきり残り、淡い緑から濃い緑までの色合いがそのまま止まっています。薄く水気の多い葉が切った形のまま凍っている。湿度を保った冷気で包み込む方式だからこそ残せた姿です。

商品展開と設備選定:旬の仕込みが年間供給の在庫になる

これまでレタスは生鮮で使い切るのが前提で、相場が高い時期や欠品時にはメニューから外すしかありませんでした。冷凍ストックを持てれば、話は変わります。旬の安い時期にまとめて加工しておけば、チャーハンや炒め物、スープの具材として一年を通じて安定供給でき、飲食店やセントラルキッチンの原価率低減にもつながります。

展開先ごとの品質と確認点は次のとおりです。

展開先重視する品質運用の確認点
チャーハン・炒め物強火のあとのシャキッとした歯ざわりカット幅、凍ったまま入れる量
スープ・汁物加熱中の形と緑色の残り方提供までの時間、具材の組み合わせ
和え物・惣菜自然解凍後の色と口当たり解凍時間、水切りの程度
給食・弁当個食の規格と配膳後の彩り包装単位、温め直しの条件

食品別の実例は3Dフリーザーの導入事例が参考になります。

設備選定で効くのは、レタス特有の「かさ」です。葉を薄く広げるほど仕上がりは安定しますが、その分トレーの面積を使います。1日の処理量と必要なトレー枚数、湯通し設備からの動線を並べ、ピークの日でも詰まらない能力から逆算するのが定石です。考え方の全体像は業務用急速冷凍機の選び方で確認できます。処理量と設置場所を伝えれば、候補機種を絞った状態で検討を始められます。

無料テストで自社のレタスとカット幅を確かめる

自社のレタスで同じ仕上がりになるか。その答えはカタログではなく、実物のテストにあります。KOGASUNの凍結テストは費用も出張費も無料で、いつも使うレタスをいつもの切り方のまま持ち込めます。確認できる項目は次のとおりです。

確認項目見るポイント
中心温度と時間センサー位置を決め、凍結完了までの推移を記録する
凍結前後の外観カット片の輪郭と緑色を、同じ角度・照明で比べる
加熱調理後の食感チャーハンやスープに実際に使い、実食で判定する
用途別の仕上がり炒め物用・スープ用・和え物用など予定の使い方で試す
量産再現性トレーの枚数を増やしたときの品質差を見る

炒めたときに水っぽくならないか、といった不安はその場で口に入れて解消できます。結果はそのまま、商品規格や取引先への品質説明の根拠になります。持ち込みの流れは食品を持ち込める凍結テストのとおりです。テストを終えるころには、自社のレタスで何が作れるかが、数字と実食の両方で手元に残ります。

自社商品で確認したい方へ
カタログだけで判断しにくい仕上がりは、実際の食材で凍結テストできます。
乾燥・ドリップ・形崩れ・解凍後の品質など、導入前に自社商品の状態で確認できます。

カットレタスの冷凍でよくある質問

なぜ生のままではなく、湯通ししてから凍結するのですか?

冷凍レタスの主戦場が、チャーハンやスープなどの加熱メニューだからです。湯通しで組織を落ち着かせてから凍らせると、加熱調理に強い原料になります。自然解凍で和え物に回す使い方もあり、用途に合う下処理は無料テストで一緒に詰められます。

結球レタスとリーフレタスでは、凍結の条件は変わりますか?

変わります。結球レタスは水分が多く、リーフレタスは葉が薄いため、同じ時間でも凍り方に差が出ます。ざく切りか手ちぎりかでも条件は動くため、実際に使う品種と切り方でテストするのが近道です。

使うときは、解凍してから調理するのですか?

炒め物やスープには、凍ったまま入れるのが基本です。加熱で戻るため解凍待ちがなく、使う分だけ取り出せます。和え物に使う場合だけ、自然解凍でゆっくり戻します。

冷凍レタスはどのくらい保存できますか?

保存期間は一律には決まらず、包装の仕様と保管温度を決めたうえで、保存試験の結果から商品ごとに設定します。急速冷凍で入り口の品質を高く保てるほど、期限設計の自由度は広がります。

芯に近い厚い部分も、薄い葉と同じように凍りますか?

厚みが違えば、冷え方にも差が出ます。多方向から包む3D冷気は、薄い葉と厚い部分の温度差を小さくする方向に働く設計です。芯を規格に含めるかどうかは、テストで実食してから決められます。

レタス以外の葉物野菜でも、同じことができますか?

水分の多い葉物ほど冷凍の難度は上がるとされますが、前述の実測は、その中でも難敵とされるレタスで形と色を残せた結果です。ほかの葉物や野菜は厚みと水分量で条件が変わるため、同じ持ち込みテストでまとめて確かめられます。

まとめ:水分95%のレタスを、シャキシャキのまま冷凍在庫にする

今回の実測では、湯通し直後・70℃のカットレタスを冷まさず3Dフリーザー®へ投入し、46分で中心温度-18℃に到達しました。解凍後も繊維が残り、シャキシャキ感と鮮やかな緑色を保てています。冷水で冷やす工程を挟まずに色止めと凍結を一度で済ませ、相場に左右されない冷凍在庫への道筋を示せた結果です。次に確かめるべきは、自社のレタスでの再現です。無料テストは費用も出張費もかからず、いつもの切り方のまま持ち込むだけ。導入を決める前に、炒めたときの歯ざわりまで実食で確かめられます。機種のご相談やテストのお申し込みは、以下からお問い合わせください。

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