日田漁協、3Dフリーザー®導入で冷凍アユの販路拡大へ

日田漁協 手島勝馬組合長、3Dフリーザー®で急速凍結した冷凍アユの品質向上を確認

導入の背景

大分県日田市でアユ養殖を手がける日田漁業協同組合(手島勝馬組合長)は、冷凍アユの品質向上販路拡大を目的に、日田市の支援を受けて3Dフリーザー®(古賀産業製・バッチ型)を導入しました。

設備の概要

  • 処理能力:アユ約40kgを投入
  • 所要時間:約1時間で完全凍結
  • 保管工程:凍結後は既存の−35℃冷凍庫へ移送

品質向上と販路

「解凍時のドリップがほとんどなく、解凍後の身質は従来より良い。
福岡や由布院へ販路を広げたい」と手島組合長。

出荷体制と取り組み

同組合は毎年約100万尾の稚アユを中間育成し、9割を河川放流残り1割を養殖。1尾250~270gに育成し、市内の簗(やな)場や割烹に出荷しています。

今後の計画

  • 選別機・真空包装機を年度内に導入予定
  • 組合員からの買い上げ体制を確立し、天然アユの冷凍製品化も推進

新たな挑戦

また、今年から本モロコの養殖にも着手し、京都市場への出荷を目指しています。


※本記事は2016年の新聞掲載内容を基に編集・要約しています。数値・固有名詞は当時の発表に準拠します。

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