古賀産業 AOTを吸収合併

引用元:みなと新聞 2011年10月27日 掲載

3D冷凍の製販一元化

古賀産業(山口県下関市)はグループのエアオペレーションテクノロジーズ株式会社(同、AOT)を吸収合併し、10月から新体制で業務開始した。急速冷却冷凍装置「3Dフリーザー」を扱うAOT社の業績が好調で「グループ2社の技術とノウハウを結集し、業務の効率化を図る」ために決めた。

新生・古賀産業の資本金は5000万円で、初年度の2012年9月期売上高は今年度比3億増の15億円程度を見込む。旧AOT社は「aot事業部」として事業運営する。

古賀産業は1969年4月設立の産業機器メーカー。合板、タイヤなど各種の製造装置を動作してきたが、特に90年代に入ってから食品機器、医療用機器、各分野の洗浄装置、汚泥乾燥処理装置を手がけるなど業容を広げた。

こうした中、3次元の冷熱で食品の温度、細胞を損ねない急速冷凍機「3Dフリーザー」のパテントを取得。04年10月に資本金3000万円で冷凍冷却機に特化したAOT社を設立した。以来、東京、京都、長野に営業所を開設し販路を全国に広げる一方、韓国に製造拠点を設けるなど経営基盤を増強してきた。

古賀社長は今回の2社合併で「顧客が求める次世代技術をさらに迅速に幅広く提供できるよう努める」としている。

 

古賀靖社長

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