まず、冷凍で失われがちな「衣のカリッ」と「肉のジューシー」。しかし、3Dフリーザー®なら、-35℃の高湿度3D冷気で“揚げたて”に限りなく近い再現が可能です。今回は、実地デモで検証した唐揚げの急速冷凍テストを、手順・結果・再加熱のコツまで具体的に公開します。

Contents
テスト概要
- 準備:コガサンスタッフがデモ機を持参。お客様が揚げたて唐揚げを用意。
- 冷凍:3Dフリーザー®で-35℃・約40分の急速冷凍(高湿度3D冷気)。
- 評価:冷凍後の外観/解凍〜再加熱後の食感・香り・ジューシーさを試食で確認。
※時間は目安です。製品サイズ・バッチ量・下処理(衣厚・含水)により調整します。
冷凍・解凍・再加熱のコツ
冷凍(急速)
- できるだけ揚げ上がり直後にトレイへ展開し、重なりを避けて通風を確保。
- バッチごとに厚みが揃うよう配置(凍結ムラ防止)。
- 庫内は-35℃付近を維持。目安40分、芯温到達で完了。
解凍
- 冷蔵庫解凍:2〜4時間(個数・サイズで調整)。ドリップを受けるトレイ使用。
- 時短(推奨例):真空包装なら流水短時間→そのまま再加熱で水分飛びすぎを回避。
再加熱(仕上げ)
- オーブン/コンベクション:予熱200℃、5〜8分を目安(機種・量で最適化)。
- フライヤー短時間戻し:160〜170℃で軽く。衣のカリッと感をさらに強化。
ポイント:解凍しすぎない→短時間で表面をパリッと。結果として、衣の食感と肉汁感が両立します。
テスト結果(要点)
- 試食評価は「衣のカリカリ感も肉のジューシーさもほとんど変わらない」との声。
- 従来冷凍で課題だったベタつき・過乾燥・硬化が大幅に抑制。
- 解凍時ドリップの流出が小さく、風味・香りの減衰が軽微。
他食材の実例は 導入事例一覧 をご覧ください。
なぜ再現性が高いのか?— 3Dフリーザー®の仕組み
3Dフリーザー®は、食品全体を高湿度の3D冷気で包み込み、あらゆる面から均一に冷却します。つまり、氷結晶を微細化して細胞破壊と水分移行を抑え、結果として衣のカリッと感と肉のジューシーさを両立します。従来の「一方向の冷風」では起こりがちな冷凍焼け・乾燥の根本を、3Dで解決します。
比較:一般的な冷凍 vs 3Dフリーザー®
| 特長 | 一般的な冷凍 | 3Dフリーザー® |
|---|---|---|
| 衣の食感 | 水分移行でベタつきやすい | 高湿度×微細氷結晶でカリッと維持 |
| 肉のジューシーさ | 解凍時ドリップ多め | 細胞破壊を抑制し旨味をキープ |
| 香り・風味 | 時間経過で劣化しやすい | 香辛料・油脂の風味が残りやすい |
| 歩留まり | 乾燥・ドリップで目減り | 乾燥抑制で歩留まり改善に寄与 |
| 運用性 | 着霜でこまめな霜取りが必要 | 着霜抑制で連続稼働しやすい |
導入メリット(品質だけじゃない)
売上機会の拡大
- EC/テイクアウトで“揚げたて品質”を訴求
- 弁当・丼など派生商品の品質底上げ
コスト&歩留まり
- フードロス削減・まとめ生産で人件費/光熱費を最適化
- ドリップ抑制で歩留まり改善
オペレーション
- 計画生産で繁忙を平準化、提供時間も短縮
- 誰が作っても均一な品質
無料デモ:3つの方法から選べます
郵送テスト
お送りいただいた食材を3D凍結し、冷凍便でご返送。違いをまず体感。
出張デモ
実店舗/工場で現場の食材と設備で検証。導入後の運用も具体化。
来訪デモ
当社ショールームで最新設備を体験。凍結〜再加熱まで通しで試食。
よくある質問
A. 目安は約40分です。サイズやバッチ量で変動するため、デモで最適条件を決めます。
A. まずは冷蔵解凍が推奨です。短時間の温めは可ですが、仕上げはオーブン/フライヤーが食感良好です。
A. はい。衣の食感維持とドリップ抑制は他の揚げ物でも再現性があります(条件は個別最適)。
A. 過乾燥やドリップを抑えることで、結果として歩留まり改善が期待できます。
A. 下の資料から要件を整理し、郵送テストまたは出張デモをご依頼ください。
まとめ
つまり、3Dフリーザー®は“衣のカリッと×肉のジューシー”という唐揚げの価値を、冷凍後も高水準で再現します。だからこそ、品質向上だけでなく、販売チャネル拡張やオペレーション効率化にも直結します。最後に、実機で確かめてください。
