おにぎりを3D凍結®!急速冷凍と緩慢(通常)冷凍の品質を比較

アルミトレーにおいてある4種類のおにぎりを斜め上から撮った写真

おにぎりの保存方法として、急速冷凍と緩慢(通常)冷凍の違いを知ることは非常に重要です。今回は、3Dフリーザー®を用いた3D凍結®による急速冷凍と、緩慢冷凍では、おにぎりの品質にどのような影響を与えるか検証します。

急速冷凍・緩慢冷凍とは?

まず、急速冷凍と緩慢冷凍について説明します。

急速冷凍とは

急速冷凍は、短時間でおにぎりの温度を一気に下げ、食品内部の水分を小さな氷の結晶に変える冷凍方法です。メリットとして、氷の結晶が小さいため、細胞の組織が破壊されにくく、解凍後も元の食感や風味を保ちやすいことが挙げられます。また、急速に温度を下げることで、細菌の繁殖を抑制する効果もあり、食品の品質をより長期間にわたって保つことができます。

急速冷凍について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

緩慢冷凍とは

緩慢冷凍は、一般的な家庭用冷凍庫での冷凍方法で、食品をゆっくりと冷やしていきます。冷凍庫内でゆっくりと温度を下げていく方法です。この方法では、食品内部の水分が大きな氷の結晶を形成しやすく、細胞組織を破壊する可能性が高くなります。

これにより、解凍後の食品は水分が抜けやすく、パサつきや食感の劣化が起こることがあります。保存期間も急速冷凍に比べて短くなるのが一般的です。

おにぎりの冷凍条件

今回は、種類が違うおにぎり4つを3D凍結®と緩慢冷凍でそれぞれ冷凍を行い、評価しました。

冷凍前

おにぎり4種(山菜、わかめ、赤飯、高菜)が各1つずつ、緩慢冷凍用と3D凍結用に分かれてトレーの上に並んでいる

3D凍結®条件

機種   :3Dフリーザー® トレーインタイプ 1ドアモデル
設定温度 :-35℃
所要時間 :40分(-30℃到達)
保管期間 :冷凍庫で1週間

緩慢冷凍は一般的な冷凍庫で1週間保管しました。

どちらも解凍方法は電子レンジです。

3D凍結と緩慢冷凍の比較

冷凍1週間後

大きなアルミトレーに、凍ったおにぎりが2×2で並んだ組が二組。左に緩慢冷凍、右に3D凍結という文字

拡大して比較してみましょう。

高菜おにぎり 3D凍結®(左)、緩慢冷凍(右)

大きなアルミトレーに凍った高菜おにぎりが乗ってる
大きなアルミトレーに凍った高菜おにぎりが乗ってる

赤飯 3D凍結®(左)、緩慢冷凍(右)

大きなアルミトレーに凍った赤飯おにぎりが乗ってる
大きなアルミトレーに凍った赤飯おにぎりが乗ってる

おこわ 3D凍結®(左)、緩慢冷凍(右)

大きなアルミトレーに凍ったおこわおにぎりが乗っている写真
大きなアルミトレーに凍ったおこわおにぎりが乗っている写真

わかめごはん 3D凍結®(左)、緩慢冷凍(右)

大きなアルミトレーに、表面にわかめとごまがトッピングしてあるおにぎりが凍って乗っている写真
大きなアルミトレーに、表面にわかめとごまがトッピングしてあるおにぎりが凍って乗っている写真

どれも緩慢冷凍のおにぎりのほうが氷の結晶が大きいように感じます

解凍後の見た目や食感の比較

解凍後

以下は、2分間電子レンジで加熱し、解凍した写真です。 

大きなアルミトレーに、おにぎりが2×2で並んだ組が二組。左に緩慢冷凍、右に3D凍結という文字

おにぎりの種類ごとに3D凍結®と緩慢冷凍の違いを比較し、評価します。

高菜おにぎり 3D凍結®(左)、緩慢冷凍(右)

3D凍結®の場合は、具材の水分がしっかり保持され、解凍後も表面がしっとりした状態を維持しています。

緩慢冷凍の場合は、解凍時に表面の水分が失われ、具材が乾燥してしまいました(赤枠部分に注目)。

わかめごはん 3D凍結®(左)、緩慢冷凍(右)

わかめと胡麻が表面にトッピングされたおにぎりの拡大写真
わかめと胡麻が表面にトッピングされたおにぎりの拡大写真

こちらはわかめおにぎりのわかめのついている部分を拡大した写真です。

3D凍結®では、具材の水分がしっかり保持され、解凍後もわかめにつやがある状態です。しかし、緩慢冷凍のほうはわかめにつやが見えないです。

おこわ 

3D凍結®のおにぎりのほうが、手で割るときにもちっとしていました。食感も緩慢冷凍は少しべちゃっとしており、3D凍結®のほうが一粒一粒がしっかりし、もちもちしていました。

赤飯

おこわ同様、3D凍結®の赤飯のほうがもちもちしており、あずきもパサつかず、水分が保たれていました。

今回使用した3Dフリーザー®

3Dフリーザーラックインタイプ1ドアモデル

今回、3D凍結®に使用した3Dフリーザー®はトレーインタイプ1ドアモデルです。

3Dフリーザー®は、冷凍技術の次なる進化を実現した製品です。その鍵となるのが、特許取得済みのACVCS®(Anti Cycle Vibration Cold System)です。この高湿度冷気システムは、食品の乾燥を防ぎながら三次元的に冷気を均一に行き渡らせることで、ムラのない冷却・冷凍を実現します。温かい食品もそのまま冷凍できるため、調理の手間を減らし、食材の品質を最大限に保ちます。また、氷結晶の形成を最小限に抑え、食感や風味、栄養価を損なわずに保存することが可能です。従来の冷凍技術を超える3Dフリーザー®で、冷凍保存のクオリティを大きく向上させましょう。

3Dフリーザー®の詳しい情報を知りたい方は、こちらをご覧ください。

まとめ

今回の検証では、3D凍結®による急速冷凍と緩慢冷凍によるおにぎりの品質を比較しました。解凍後の見た目や食感には明確な違いが見られ、3D凍結®による急速冷凍は、食品の繊細な構造を保つ点で優れていることが分かりました。特に、解凍後も具材やご飯粒がしっとりとした状態を維持できる点は大きな特徴です。

3Dフリーザー®は、従来の冷凍技術を進化させた特許取得済みのACVCS®(Anti Cycle Vibration Cold System)を搭載し、三次元的に冷気を送ることでムラなく冷却・冷凍します。乾燥を防ぎ、温かいままの食品もそのまま冷凍できるため、調理の手間を減らし、飲食店での効率的な食品管理に貢献します。

次世代の冷凍技術
ここに誕生

従来の冷凍では実現できなかった高品質な急速冷凍・冷却を1台で実現。高湿度3D冷気で特殊冷凍が可能に。食品本来の味と食感を保ち、保存性を高めながらコストも削減します。

30%
最大ランニングコスト削減
3000+
導入実績数
3Dフリーザーが選ばれる理由
01
売上・収益拡大
高品質な冷凍食品の提供で客単価アップ。繁忙期の生産効率向上で機会損失削減。
02
商品価値向上
解凍後も生鮮と変わらない食感・風味を維持。付加価値の高い商品提供が可能に。
03
生産性向上・コスト削減
計画生産が可能になり、労働時間や光熱費を削減。少人数でも安定した運用を実現。目減りを抑え原料費の大幅削減が可能。
04
新規事業展開
EC販売や配送サービスへの参入が容易に。新たな販路・事業モデルの構築が可能。
KOGASUN PRESS

3D凍結®で「食」の未来を変える。 技術と品質に絶対の自信をもつKOGASUNが、豊富な経験と専門知識に基づいた有益な情報をお届けします。

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