「時を超える寿司」大人気

引用元:みなと新聞 2018年6月15日 掲載

冷凍技術で握りたてを再現

【大分】錦寿司(大分県佐伯市、岩佐洋志代表)が3Dフリーザーを使った冷凍寿司を開発し、贈答用などで人気を集めている。握ったばかりの寿司と変わらない姿、味をいつでも楽しめることから、2017年11月2日に「時を超える寿司」として商標登録。岩佐社長は解凍後の再現率、ランニングコストの両面から古賀産業(山口県下関市)の冷凍装置・3Dフリーザーが最適とし、「全国に自慢の寿司が届けられる」と自信を見せる。

佐伯市は「世界一・佐伯寿司」を掲げて地域活性化策を推進。中でも錦寿司はネタの大きさと生きの良さで人気が高い。10年前にはドバイ国王が同店の寿司を食べて大好評だったが、新鮮なネタを現地まで持ち込むのに一苦労したことから冷凍寿司の開発に挑戦。さまざまな冷凍方法を試すなか、3Dフリーザーに出会った。

にぎり寿司を3Dフリーザーに入れて30分~1時間で凍結。真空包装(真空度70%)した後に発送する。同店の仕出し・取り寄せ部門の「丹匠(たんしょう)」(佐伯市、(電)0972・23・3358)が冷蔵寿司、冷凍寿司の宅配を担当。冷凍寿司は希望日に配送し、家庭用冷凍庫で賞味期間は1カ月間だ。

自然解凍2時間 中元向け需要

解凍方法は自然解凍(15~18度の部屋)で約2時間。個人的な贈答品、佐伯市ふるさと納税返礼品、ホテルなどの業務用、自宅パーティー向けの他、中元用としてデパートの注文が多く対応に追われている。関東周辺の都県からの引き合いが強く、価格帯は1万~2万円級が中心。

 

握ったばかりの寿司と変わらない姿・味が楽しめる冷凍寿司
大分 錦寿司
2018年06月15日 20時00分 配信

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