マルストックがJFS-B規格を取得|衛生管理を強化し販路拡大へ【みなと新聞掲載】

新聞記事画像、マルストックが食品安全規格取得


石川中央魚市(石川県金沢市)のグループ会社で、水産物の加工や配送を手掛けるマルストックは、配送・加工センターにおいて食品安全マネジメントシステム「JFS-B」規格を取得しました。衛生管理を一段と強化し、取引拡大と信頼向上につなげます。

引用元:みなと新聞 2021年2月17日 掲載

取得の背景

まず、2021年6月のHACCP制度化を見据え、同社は早期から認証取得を検討してきました。次に、コーデックスHACCPの実施に加え、運用面のマネジメントまでを組み合わせた「JFS-B」に着目。2019年から準備を進め、今回の取得に至りました。

登録範囲(JFS-B)

  • 鮮魚切り身類
  • パック・袋詰め類
  • 鮮魚加工たれ付け類
  • 鮮魚加工凍結類

強化した主な取り組み

さらに、現場では次のような取り組みを徹底しました。

  • 物流・加工の動線整理による交差汚染リスク低減
  • 従業員研修の強化(手順遵守・温度管理・記録の徹底)
  • 関連部門を横断した運用ルールの整備

なお、規格に含まれない寿司などの製品でも、同等レベルの管理基準で加工を行います。

施設の特徴と連携

同社の配送・加工センターは、閉鎖型で低温管理の物流施設として機能します。地元量販店のバックヤード機能を担う一方で、水産物の一次加工や金沢市中央卸売市場の仲卸と連携した商品開発にも取り組んでいます。

今後の展望

今後は、3Dフリーザー®を活用して前浜原料を迅速に凍結します。そのうえで、電子商取引(EC)での販売も構想。生産者・仲卸との連携を深め、常に新しい挑戦を続けます。

JFSとは(掲載当時の情報)

「JFS」は食品安全マネジメント協会(JFSM)が運営する食品安全規格です。A(一般衛生管理)、B(HACCP+運用マネジメント)、C(国際取引向け)の3段階に分類されます。掲載当時(2021年2月15日時点)、B規格の取得企業は1,234社でした。

参考情報

  • 出典:みなと新聞(2021年2月17日掲載)
  • 企業名:マルストック(石川県金沢市)/石川中央魚市グループ
  • 代表者:小林哲昭 社長
  • 本記事の内容・数値は掲載当時の情報です。

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