【出典】みなと新聞(2018年9月21日 掲載)
概要
東串良漁協(鹿児島県東串良町・大崎町)は、これまで乾燥品が中心だったチリメンを生・釜揚げで提供できる体制を整えました。古賀産業の3Dフリーザー®を導入し、急速凍結→湯煎での提供により鮮度と食感を両立。鹿児島大学と鮮度保持技術の共同研究も開始し、新たな商品開発を進めています。
背景と取り組み
- 導入機器:3Dフリーザー®(古賀産業)
- 提供形態:生チリメン/釜揚げチリメン
- 主な狙い:鮮度保持・歩留まり改善・販路拡大・多様な食べ方提案
志布志湾で水揚げされるチリメン
同漁協の主力は志布志湾で水揚げされるチリメン。県内最多となる8カ統のばっち網船団を保有し、年間水揚量1,000トンを誇ります。3Dフリーザー®の採用により、品質を保ちながら出荷形態の選択肢が広がりました。
共同研究と新商品開発
鹿児島大学と連携して鮮度保持技術の検証を開始。冷凍・解凍プロセスの最適化や官能評価などを進め、年内の新商品開発を目標に取り組んでいます。
今後の展望
県内外に向けて新たな食べ方の提案や情報発信を強化し、観光や地域の食文化とも連動したプロモーションを推進します。
【出典】みなと新聞「鹿児島水産業特集/チリメン」(2018年9月20日 19:00 配信)



