乱気流冷凍とは?乾燥を防ぐ最新急速冷凍技術|KOGASUN 3Dフリーザー

乱気流冷凍による食品乾燥防止の仕組みを示すKOGASUN 3Dフリーザー

引用元:水産経済新聞 2010年5月26日 掲載

解凍時間が短く、ドリップも少ない

エアオペレーションテクノロジーズ(現KOGASUN)は、乱気流を利用した最新の急速冷凍機を開発・製造しています。この冷凍機は庫内で強力な乱気流を発生させ、食品を一方向ではなく全方向から均一に冷却します。その結果、庫内湿度が一定に保たれ、食品が乾燥せず、冷凍焼けも防止できます。
真空パックを使わずに裸のまま凍結できるため、包装コストや時間も削減可能です。

湿度保持と氷結晶の微細化が鍵

乱気流によって冷却速度が向上し、氷結晶が微細になります。
これにより、解凍後のドリップ(液漏れ)を大幅に低減し、“凍結前と解凍後の品質差がほとんどない”高品質冷凍を実現。
マグロやフグなどの高級魚はもちろん、ウニや練り製品といった従来は冷凍が難しかった食材にも対応しています。

メンテナンス性・安全性にも優れた構造

乱気流が庫内の空気を循環させるため、クーラー部分に霜が付きにくく、
冷却効率の低下や霜落下事故といったリスクを軽減します。
メンテナンスも容易で、故障リスクの低い長寿命設計です。
凍結容量は10kg〜1トンまで幅広くラインナップし、用途や生産規模に合わせた選択が可能。
冷却温度はマイナス45℃まで対応しています。

東京海洋大学との共同研究による信頼性

AOTは東京海洋大学との共同開発を通じ、養殖ブリの冷凍実験で高い成果を確認。
約5年にわたる研究の結果、冷凍後1カ月経過しても色や風味の劣化がほとんど見られないことが実証されました。また、同技術は「水産経済新聞」(2010年5月26日付)でも紹介されています。

3Dフリーザー®への応用と実績

本技術はKOGASUNが提供する3Dフリーザー®シリーズにも採用され、
水産物・精肉・総菜・寿司など多様な食品分野で高評価を得ています。

導入と今後の展望

  • 食品の乾燥・ドリップを防止
  • 解凍時間の短縮と品質保持
  • メンテナンスが容易で長寿命
  • 包装不要で作業効率UP

今後は東日本エリアへの拡大も進めており、食品品質を維持しながら在庫管理・コスト削減を両立できる次世代冷凍技術として注目されています。

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