高品質な冷却により、原料を変えずに品質がアップ。

  • 対象食材:スポンジケーキ、カステラ、ブランデーケーキなど
  • 目的:生産効率の改善、歩留まりの改善
  • 導入機種:急速冷凍冷却装置「3Dフリーザー」ラックイン(パススルータイプ)

予備冷却が不要、高温のまま投入できる。

中規模以上の洋菓子工場社の製造工程は、トンネルオーブンで焼成、冷却、デコレーション、カット、包装の順になるが、冷却が自然または強制冷却では工場内への放熱、仕上げまでのタイムロスなど無駄が多かった。複数社の急速冷却機を検討した中で、投入前の予備冷却が不要で十分な処理量を有す「3Dフリーザー」に出会う。80〜90度の高温からでの投入が可能なため導入を決定した。

原料そのまま、3D冷却導入後に製品品質が向上。

導入の最大のメリットは、冷却中の製品の乾燥を抑えられること。従来のものは冷却後のパサつきがひどく、カット後しっとり感を出すためブランデーを噴霧して包装していた製品もあった。「3Dフリーザー」は庫内の湿度を保ちながら冷却する構造になっているため、水分ロスを7%以下に抑えられる。1パック5カット200円の商品では原料品質に限りはあるが、「3Dフリーザー」導入後、顧客より「しっとり感が以前と違う、原料を変えたのか?」の問い合わせ。原料を変えずに価格そのままで品質がアップしたことから商品価値が上がり、新規取引の獲得にも繋がっている。

冷却時間の短縮、生産効率が向上。

「3Dフリーザー」導入により、工場スペースの有効活用ができ、冷却時間も短縮されたので生産効率が大幅に向上した。冷却不足による包装後の結露によるカビ発生も皆無になり、クレームが激減した。冷却中の落下菌などによる衛生上の問題もなくなった。

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