今回は、福岡県北九州市に本社を構える、とんかつやハンバーグなど手作り感を重視した加工肉の製造・販売している「株式会社ワイズ」統括部長の阿部 佳史氏に、経緯や、導入前後の変化についてお話を伺いました。
事業紹介
「株式会社ワイズ」は2006年に設立され、一般的なスライス・カット・ミンチなどの1次加工から、各種パン粉付け・味付けなどの2次加工商品まで製造・販売している会社です。チキンカツや豚カツなど手作業で加工することによって手作り感を重視した商品を製造しております。HACCP認証を取得して衛生管理を徹底しており、お客様が安心して食べていただける食品を追求し生産しております。
導入のきっかけ
今まで、畜肉の加工品は全て冷凍庫で緩慢凍結を行っておりましたが、生産能力や冷凍時間がネックになっており、それを解決するためにいい冷凍機がないかと探した結果、この3Dフリーザー®に出会いました。色々な冷凍機があった中で3Dフリーザー®を選んだ理由は、私たちの商品と素晴らしく相性が良かった為です。私たちの商品はパン粉を使った商品がすごく多いのですが、通常であれば冷気で巻き上げられパン粉が剥がれるところを3Dフリーザー®がその課題を解決してくれました。
導入後の変化
一番良かった点は冷凍にかかる時間が短縮されたことです。更に付加価値として、ドリップが出にくいところです。私たちでも解凍の検証をしたところ、緩慢凍結に比べ10%程度ドリップ流出の違いがあるという検証結果が出ました。ドリップは旨味の為、その旨みを出さずに閉じ込めたまま冷凍でき、より美味しくより柔らかい商品がお届けできるところが導入して良かった点です。
チキンカツに関しても通常は胸肉を使う為、どうしてもパサパサとした食感の硬いものが出来上がります。しかし、この3Dフリーザー®を使うと、チルド品と遜色ないすごく美味しいチキンカツが出来上がることが大きい変化でした。実際に、破断強度のテストという噛んだ時の力の測定をしたところ、3Dフリーザー®で凍結したものを揚げたものと、チルド品を揚げたものを比べても変わらないミラクルな結果が出ました。これは本当にすごいことです。なぜかと言うと、冷凍品というのはどうしてもドリップが流出してしまい身が閉まって、揚げた時にすごく硬くなるからです。これが冷凍のチキンカツのネックになっていましたが、3Dフリーザー®で冷凍することによって、チルド品と遜色ないすごく美味しいチキンカツが出来上がるようになりました。
KOGASUNという会社の印象について
機械なのでどうしても故障したり不具合が出たり、工場の生産において止まるという緊急事態が起こることは結構あります。しかし、そういった時に迅速に対応していただき、その後のアフターフォローまでしっかりとやっていただけます。
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ご協力いただいた企業様
株式会社ワイズ 様
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牛・豚・鶏肉加工品(1次・2次)の製造
食肉・食肉加工品の卸売業・小売業
惣菜・外食・中食向け食材の商品開発および販売 -
本社・八幡工場:福岡県北九州市八幡西区楠橋4547
宗像工場:福岡県宗像市東郷4-5-1 - 株式会社ワイズ 様 ウェブサイト