【実証テスト】茹でたて75℃をそのまま投入!「水餃子」のモチモチ感は冷凍で守れるか?

水餃子のおいしさは、茹で上がった直後の「皮の弾力(モチモチ感)」にあります。 しかし、時間が経つにつれて皮が水分を吸って伸びてしまったり、逆に乾燥して硬くなってしまったりと、品質維持が非常に難しい商品です。

「茹でたてのおいしさをそのままパックしたい」。そんな現場の声に応えるため、今回は茹で釜から引き上げてすぐの状態での凍結テストを行いました。

テスト条件と結果

湯気がもうもうと立つ、一番おいしい状態からのスタートです。

  • サンプル名:水餃子(茹で上げ直後)
  • 投入温度:75℃
  • 取出温度:-18℃(中心温度)
  • 凍結時間:22分

この結果から分かる「3Dフリーザー」3つのメリット

75℃という高温から、わずか22分で凍結完了。 このスピードは、水餃子の「皮」と「肉汁」を守るために非常に大きな意味を持ちます。

1. 皮が水分を吸いすぎる前に「時を止める」

水餃子の最大の失敗は、冷却中に皮がふやけてしまう(のびてしまう)ことです。 通常、茹でた後に自然放冷や冷蔵庫で冷ますと、その間に皮が余分な水分を吸ってしまい、あの独特の「コシ」が失われてしまいます。

今回のテストのように、75℃から22分で一気に凍らせるということは、皮が伸びる暇を与えず、茹でたてのコシがある状態で固定できるということです。 解凍して食べた時、作りたてのような「プリッ」とした弾力が楽しめるのは、この圧倒的なスピードのおかげです。

2. 「乾燥」を防ぎ、皮のひび割れや硬化を阻止

濡れた状態の皮に、一般的な冷凍庫の冷風を強く当てるとどうなるでしょうか? 表面の水分だけが急速に飛び、皮がカサカサに乾燥してひび割れたり、耳の部分が硬くなったりしてしまいます。

3Dフリーザーは「包み込むような冷気」で凍らせるため、表面の水分を奪いすぎることなく、しっとりとした状態を保ったまま凍結します。 「水餃子なのに、皮がパサつかない」。この品質は、乾燥を嫌う麺類や点心にとって最大の強みです。

3. 「茹でて即冷凍」で、皮同士のくっつきも防止

水餃子の製造工程で手間がかかるのが、「くっつき防止」の油塗りや、並べる際の手間です。冷めるのを待っている間に、餃子同士がくっついて皮が破れてしまうこともあります。

75℃からダイレクトに投入できるため、「茹でる→湯切り→トレイに並べる→即冷凍」というスピーディーなラインが組めます。 表面が素早く凍るため、隣同士がくっついて商品価値が下がるリスクも大幅に低減できます。

なぜ「デモテスト」が必要なのか?

餃子は、皮の配合や厚みによって最適な条件が変わります。

  • 皮の厚さ:厚皮のモチモチ系か、薄皮のツルツル系か。
  • 粉の種類:小麦粉のみか、米粉やタピオカ粉が入っているか(もちもち感の調整)。
  • 具材:スープを含ませているか、野菜多めか。

「うちの特製ダレを練り込んだ餡でも大丈夫か?」「スープに入れた状態(スープ餃子)でも凍るか?」 デモテストでは、貴社の商品スペックに合わせて、「皮の食感(ひび割れがないか)」や「解凍後のドリップの有無」を徹底的に検証します。

まとめ

今回の水餃子のテストでは、「75℃から22分で急速凍結」することで、茹でたてのモチモチ食感と、みずみずしさを両立できることが実証されました。

「店舗の味をそのまま冷凍商品化したい」「茹でたてのおいしさを通販で届けたい」とお考えの中華料理店様、食品メーカー様。 デリケートな「皮」ものこそ、3Dフリーザーの実力が発揮されます。ぜひ一度、その仕上がりを体験してください。

仕組みやスペックはカタログで確認できますが、
「貴社の食材での再現性」はテストでしか分かりません。
急速冷却・冷凍テストのご案内。訪問、郵送、来訪テストに対応。

KOGASUN PRESS

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