3Dフリーザーで牛乳の冷凍テストを行いました。
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牛乳を従来方式で冷凍した場合の問題点
牛乳を冷凍(一般的なエアブラスト式の冷凍)する際の問題点としては、以下の点が挙げられます。
分離
冷凍すると牛乳中の脂肪と水分が分離することがあります。
解凍後に見た目や口当たりが変わり、滑らかさが失われることがあります。
質感の変化
冷凍・解凍によって牛乳の質感が変わり、特に脂肪分が多い牛乳では、クリーミーさが失われることがあります。
風味の低下
冷凍保存によって牛乳の風味が変わることがあります。
特に長期間保存すると、冷凍焼けによる風味の劣化が発生することがあります。
パッケージの破損
牛乳は凍ると体積が増えるため、元の容器が破損することがあります。
冷凍する前に少し空間を残して保存する必要があります。
栄養価の変化
一部のビタミンや栄養素が冷凍・解凍によって変化することがあります。
ただし、大部分の栄養素は保持されます。
牛乳の3D凍結®
通常の冷凍では前述のような問題点がありますが、3DフリーザーはACVCSで生成された高湿度冷気が庫内全体に乱流状態で行き渡るため、均一な高品質冷凍が可能となり上記のような問題は発生しません。
凍結前
凍結テスト中 3Dフリーザー庫内
凍結後
3D凍結テストは庫内温度 -35℃で実施しました。
3D凍結®後の品質確認
2日半冷蔵庫にて保管し、試飲、写真撮影を行いました。
解凍は、庫内温度 8℃の冷蔵庫にて60時間保管することによりおこないました。
見た目はまったく一緒です。試飲でも水っぽさもなく離水は全く感じられませんでした。
生と飲み比べても味も一緒に感じられました。