コガサン「3Dフリーザー」などPR

引用元:みなと新聞  2022年11月17日 掲載

福岡で食品関連展示会

【福岡】食品関連の展示会「食品産業創造展」が16日、福岡市のマリンメッセ福岡で始まった。日刊工業新聞社の主催で、約170の企業と団体が出展し、18日までの3日間で約2万人の来場を見込む。

1階のメイン会場には、食品工場の自動化・省力化ブロックが展示スペースを拡大してPRし、注目を集めた。外食・中食・給食産業ブロックでは、コガサン(山口県下関市、古賀靖社長)が、独自の非貫流熱交換方式(ACVCS)で急速冷凍させる「3Dフリーザー®」と「3Dチラー&フリーザー®」を紹介していた。営業部の伊藤真由さんは「魚や肉、菓子と幅広い顧客から関心を寄せられた」と笑顔で話した。

ドーワテクノス(北九州市、小野裕和社長)は、「液冷式超高速凍結機ZERO―03」の小型試作機を開発し実演。ブライン凍結法を基盤として、溶液も攪拌(かくはん)させ、熱伝導を促し凍結速度を早める技術に人だかりができた。さらに、植物由来のノンアルコールブライン液を使ったマイナス60度凍結技術を開発していることを発表した。

食肉・水産・農産加工機器ブロックでは、木原製作所(山口市、木原康博社長)が「ステンレス製コンパクト乾燥機SMシリーズ」を出展。乾燥物の品温と乾燥機内の相対湿度を制御することで酵素反応をコントロールし、乾燥物を色鮮やかに風味良く、低燃費で仕上げる乾燥技術「DDS®」を説明した。また、個別にオーダーメードができることも強調していた。

その他、別会場では約35本のセミナーが開かれ、ライブ配信でも行われた。特別イベントでは、菓子の講習会や菓子作りのコンテストが催された。展示会は18日まで開かれる。

 

急速冷凍機器を紹介するコガサンの伊藤さん(中央)
機器 資材 コガサン 木原製作所 ドーワテクノス 福岡
◆電子版オリジナル写真掲載
2022年11月17日 18時20分 配信

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