引用元:みなと新聞 2017年10月11日 掲載
品質、価格でしっかりと
【新潟】新潟市中央卸売市場の卸、新潟冷蔵と山津水産は3日、共同で恒例の年末展示会を同市場で開いた。各社とも独自テーマを掲げ、最需要期商戦を後押しする各種アイテムを売り込んだ。
〈新潟冷蔵〉
テーマは「産地と食卓の架け橋~届けよう おいしい知識~」。正しい魚食の情報発信に力を入れ、「個人消費が伸び悩むなど厳しい環境下、品質と価格両面からしっかり提案した」(坪川篤社長)。
ツガイ久菅原商店(新潟県村上市)はリキッドや3Dフリーザーで凍結したノドグロ(アカムツ)など地元産近海魚の冷凍フィレーを出品。生食の他、ブイヤベースなど新潟市の専門学校生徒が考案した洋風メニューを食べ方提案した。簡便性の高い商品が目立ち、丸尚(同妙高市)は液体状の茶わん蒸しのもとと具材がセットの冷凍キットを紹介した。
〈山津水産〉
テーマは「食卓に届ける魚の魅力」。定番の年末商品に加え、グループを挙げて取り組む佐渡産養殖ギンザケなど地産品PRも強化した。養殖魚は幅広い産地の魚を取りそろえ、中でも三重県漁連の同県産マハタが新顔の養殖ブランドとして注目された。
ねり製品は伏見蒲鉾(新潟市)がふんわりとした食感の「カステラ風厚焼き玉子」のハーフサイズ(標準190グラム)を新発売。同じく新商品の業務用調理すり身も汁物や揚げ物などの素材として売り込んだ。
多様な新潟・村上産冷凍フィレー(新潟冷蔵ブース)
三重県養殖マハタも注目された(山津水産ブース)
新潟冷蔵 山津水産 伏見蒲鉾 三重県漁業協同組合連合会 新潟