引用元:水産新聞 2021年7月9日 掲載
根室市のカネ共三友冷蔵株式会社は、急速凍結の新技術「3D冷凍(3Dフリーザー®)」を基盤に、前浜産マイワシの加工・拡販を強化しています。小型魚に対応したフィレーラインを新設し、水揚げ・組成に応じて生食可能なラウンド凍結やワンフローズンフィレーを展開しています。
3D冷凍を核にした高品質化
同社は3年前からマイワシの取り扱いを本格化。初年は餌用主体の冷凍加工を行い、2019年には加工原料用の10kgカートンに加えて、古賀産業製の3D冷凍フリーザーを2台導入。高品質な冷凍商材の製造に取り組み、高付加価値化を進めています。
ラウンド凍結とサイズ選別
ラウンド冷凍品は90gを下限にL・M・Sの3段階で選別。原則として水揚げ当日に急速凍結を行い、2019年は80トン、2020年は55トンを製造しました。荷受など中間業者を通じ、主にグルメ系回転寿司店で取り扱われ、「製造後に在庫を持たず即時に売れていく」状況が続いています。
小型魚対応のフィレーラインとワンフローズン
小型魚に最適化したフィレーラインを新設し、ワンフローズンでのフィレー製造にも対応。前浜産の特長を生かし、品質と歩留まりの両立を図っています。
お問い合わせ
3Dフリーザー®による急速凍結に関するご相談は、KOGASUNまでお気軽にお問い合わせください。



