引用元:みなと新聞 2021年12月8日 掲載
ワンフローズン、解凍してもドリップゼロ
福岡鮮魚市場で九州産フグを加工する、ふくます水産(福岡市、稲益徹社長)は、3Dフリーザーを駆使したオリジナル商品を販促する。熟練の職人技で加工し、マイナス35度の冷気で急速冷凍。素材のうま味を損なわない商品作りが消費者から支持を集めている。
看板ギフト商品の「重箱入りトラフグ薄造り・鍋セット(5~6人前)」は、身や皮、ひれ酒用のひれなどが入ったギフト商材。「ワンフローズンで生産しており、解凍してもドリップが出ない」と稲益社長。主に関東地方でヒットを飛ばしている。添付したポン酢や鍋つゆは、博多の老舗しょうゆメーカーと共同開発。酸味を抑えたダイダイの果汁を使い、フグ本来の風味を引き出す味付けとした。2~3人前、3~4人前も取りそろえる。
また、コンシューマーパックの「トラフグ薄造り」の生産にも傾注。盛り付け用のトレーは、あえて傾斜をつけて、運搬中に切り身が動かないように自社で設計した。販売は魚力(東京都立川市)と共同で行い、いずれの商品も「豊洲ドットコム」や「JAタウン」などの通販サイトで購入できる。
▼(株)ふくます水産=福岡市中央区長浜3の14の1福岡中央卸売市場内、(電)092・716・3729、FAX716・3728
「重箱入りトラフグ薄造り・鍋セット」(5~6人前)
コンシューマーパック「トラフグ薄造り」
『福岡県水産業特集/メーカー紹介』ふくます水産
2021年12月08日 18時20分 配信