「冷凍すると豚しゃぶ肉のドリップが多い」「解凍後にパサつく」「形が崩れて均一品質が出せない」——そんなお悩みに、3Dフリーザー®の急速冷凍テストで明確な答えが出ました。本記事では、-35℃・約30分の条件下で実施したデモの手順・結果・再現性の理由を簡潔に解説します。さらに、導入メリットや活用シーンも整理しました。
まずは、3Dフリーザー®の仕組みや特長をこちらでご確認ください(急速冷凍機をもっと知る)。また、他食材の実績は導入事例をご参照ください。

Contents
本記事のまとめ
- 結果:解凍後の柔らかさ・ジューシーさ・色味は冷凍前とほぼ同等。ドリップは明確に低減。
- 理由:ACVCS(立体・高湿度の3D冷気)でムラを抑えて微細氷結晶を形成し、細胞破壊を最小化。
- 波及効果:歩留まり向上・フードロス削減・連続稼働による省力化で、製販一体の利益率改善に寄与。
- まずは無料デモ:現場での出張テストや郵送テストに対応。資料ダウンロードからどうぞ。
テスト概要
- 準備:コガサンのスタッフがデモ機を持参。お客様に豚ロース薄切りをご用意いただきました。
- 冷凍条件:-35℃×約30分。3Dフリーザー®にて高湿度3D冷気で包み込むように均一冷却。
- 評価観点:冷凍直後の凍結状態、解凍後のドリップ・食感・形状保持の3点を中心にチェック。
テスト結果(解凍後の状態)

試食では「柔らかさ・ジューシーさが冷凍前とほとんど変わらない」との評価が多数でした。従来法で課題化していた肉汁の流出や食感の劣化は大きく抑制され、豚肉本来の甘みが残りました。
なぜ再現性が高いのか(ACVCS のしくみ)
3Dフリーザー®は高湿度の立体冷気で食材全体を均一に冷却するACVCSを採用。表面だけを急冷する一般的な方式と異なり、温度ムラと乾燥を抑え、氷結晶を微細化します。結果として、細胞破壊が最小化され、解凍時のドリップが低減されます。
薄切り肉で効く理由(簡易比較)
| 項目 | 一般的な冷凍 | 3Dフリーザー® |
|---|---|---|
| 冷却の当たり方 | 一方向の冷風でムラが出やすい | 立体高湿度の冷気で全体を均一に包み込む |
| 薄切りの形状 | 凍結中にバラけやすい | 形を保持し、解凍後も崩れにくい |
| 細胞ダメージ | 結晶が大きくドリップ発生 | 微細結晶で旨味と水分を保持 |
| 解凍ムラ | 部位で差が出やすい | 均一凍結でムラを最小化 |
| 生産性 | 着霜で停止作業が発生 | 着霜抑制で連続稼働・電力効率も向上 |
導入メリット(品質だけじゃない)
- 売上機会:通販・小売のSKU化/豚しゃぶ弁当・惣菜など派生商品の品質底上げ。
- コスト:フードロス大幅削減、歩留まり改善、仕入最適化、電力効率の改善。
- オペレーション:計画生産で平準化、下処理の集中化、誰が作っても均一品質。
他食材の結果は導入事例、技術の詳細は3Dフリーザー解説をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
まずは冷蔵庫内での低温解凍を推奨します。必要に応じて短時間の流水解凍を併用してください。
はい。部位や厚みに応じて条件をチューニングすることで、同等の再現性が期待できます。
高湿度の立体冷気(ACVCS)により温度ムラと乾燥を抑制し、解凍時のドリップを低減します。

まずは無料デモで「自社の食材」で確認
「本当に違うの?」「うちの食材でも再現できる?」という方は、ぜひ無料デモをご利用ください。現場での出張デモや郵送テストに対応します。導入の具体的なステップは資料にまとめています。
