
「冷凍馬肉は、どうしても鮮やかな赤色が失われてしまう…」
「解凍すると肉汁が流出して、本来の旨味が損なわれる…」
「希少部位の長期保存が難しく、提供機会を逃してしまう…」
日本の食文化に根付いた高級食材、馬肉。その鮮やかな色合いと繊細な風味をそのままにお客様に届けたい。しかし、冷凍すると品質が落ちてしまう…そんなジレンマを抱えていませんか?
先日、お客様からのご要望を受け、馬肉を3Dフリーザー®で急速冷凍するテストを実施しました。
Contents
テスト概要
- 準備: コガサンスタッフがデモ機を持参、お客様が新鮮な馬刺し用赤身を用意。
- 冷凍: 3Dフリーザー®にて、-35℃の庫内でわずか30~50分間、特殊な急速冷凍を実施。
- 評価: 冷凍後の状態、解凍後の食感・風味・色合いを専門家が厳しくチェック。
テスト結果


試食されたお客様からは、「肉の柔らかさも、鮮やかな赤色も、冷凍前とほとんど変わらない!」とのご意見をいただきました。
従来の冷凍方法で課題だった、肉の変色や風味の劣化、旨味である肉汁の流出はほとんど見られません。馬肉本来の滑らかな食感と、特有の甘みが、見事に保たれていました。
なぜ再現性が高いのか?3Dフリーザー®の秘密
特長 | 従来の一般的な冷凍方式 | 3Dフリーザー® |
---|---|---|
冷却技術 | 冷風が一方向に当たる | 高湿度3D冷気で全体を均一に包み込みムラなく冷却 |
肉質の保持 | 乾燥しやすく、硬くなりやすい | 弾力性を保持、解凍後も肉質劣化が少ない |
肉汁 | 凍結時に細胞が壊れ、解凍時に流出しやすい | 肉汁を閉じ込めたまま急速冷凍、ドリップ抑制 |
生産効率 | 霜付きで頻繁な霜取りが必要、稼働時間に制限 | 着霜を大幅抑制、連続稼働で効率アップ&電気代削減 |
歩留まり | 乾燥による目減り、解凍時のドリップが多い | 乾燥を抑え、高い歩留まりを実現 |
3Dフリーザー®の技術は、食品全体を立体的に、そして均一に冷却する特許技術「ACVCS」にあります。高湿度の冷気で包み込むように急速冷凍することで、氷の結晶を微細化。これにより、食品の細胞破壊を最小限に抑え、解凍時のドリップ(旨味や水分の流出)を劇的に減らすことができるのです。
一般的な冷凍庫のように一方向から冷風を当てるだけでは、表面だけが急激に凍り、内部との温度差で品質劣化(冷凍焼け、乾燥、細胞破壊)が起こりがちでした。3Dフリーザー®は、この根本的な問題を解決します。