ECでトラフグ、アンコウ販売

引用元:みなと新聞 2022年9月2日 掲載

加工場新設、刺身や切り身など

アシストレイト(山口県下関市)は「海峡本舗」の屋号を掲げ、電子商取引(EC)でトラフグを主体としてアンコウなど水産物の加工品を製造、販売している。代表の森本正斗氏は、宅配トラフグを販売する水産加工会社の役員を得て、2016年に独立した。

昨年、フグの集荷拠点である下関市の南風泊市場から程近い加工団地に会社を移し、加工場も新たに建設した。同社では基本的に消費者からの評判は上々だ。確かな仕上がりが認められ、シーズンオフの夏場などには、同業者からの受託にも応じている。

同社が販売するフグ刺しは「本場のアジをできれば生で食べてほしい」と、冷蔵の状態で発送する。それでも年末シーズンに近づくにつれ、対応の限界になると「3Dフリーザー」が大活躍する。「庫内に入れた製品に、満遍なく冷気があたる」ので、味の劣化の心配がないという。多忙な時でも10分程度で凍結ができ作業効率も良いのだとか。トラフグ刺身、アンコウぶつ切りの他、マフグの上身を湯引きして「たたき風」に仕上げた「マフグの霜降り造り」も急速冷凍して注文の集中時に備える。

ネットショップの楽天市場、ヤフーショッピングなどで売れ行きは好調で、利用者の感想が記されたレビューでも高評価を維持している。ネットで販売を続けるには「自社でECサイトの運営や管理できる専任者がかかせない」と森元社長が自らサイトのデザイン制作や企画も考案する。「一つ一つ丁寧な仕事を続けて」地道な業者を伸ばしていく構えだ。

●㈱アシストレイト● 【住所】山口県下関市彦島西山町2の15の19 【電話】083・227・2861 【FAX】083・227・2862

 

昨年加工場と事務所を新設した森元社長
急速凍結は3Dフリーザーで行う
ベテランの職人が丁寧に刺身を引く
企業訪問 山口・下関

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