引用元:みなと新聞 2018年6月5日 掲載
3D冷凍 あらゆる食材に対応
古賀産業(古賀靖社長)は昇降開閉式のストレートタイプの3Dフリーザー「TUZD―12MS70」とバッチ式の「KQF―20AL―1000」(中型)と「KQF―16A300B」(小型)を出展する。冷凍は不可能とされた食品も抜群の再現性を発揮する3Dフリーザー。その認知度は食品業界の間で年々高まり納入実績を伸ばしている。
3Dフリーザーの冷却システムは冷風を貫流させず、湿度を保った冷気で全方位から包み込むように満遍なく冷やし込むため、食品の細胞中の氷結晶を微細な球体にして凍結できるのが特長。
このため、これまでは「凍結するとシャリが白ろう化する上、解凍するとネタからのドリップがにじみ冷凍は適さない」とされていたにぎり寿司の凍結も可能に。九州のユーザーが3D冷凍の採用で、海外輸出や地方発送の宅配などの新市場創出に成功した。
また、近年は年明けから春先にかけて荷もたれする養殖トラフグも、3D冷凍なら「きめ細かく繊細な白子まで元の状態と遜色なく解凍できる」ことが知れ渡り、フグ業界でのシェアを広げている。
ブースに出展される「TUZD」はストローク(昇降)方式で上部を随時、開閉し庫内を丸ごと水洗いできる。フライ類の粉や油が付着して雑菌の温床となっていた死角も丸洗いできる3D独自のダクトレス構造が効いている。運転中は庫内と外部を完全遮断して菌や異物の混入を防ぐ。年々、市場の要求が厳しくなる食の安全、衛生管理機能を満たす仕様。
古賀産業は本来、産業機器メーカーで各種の3Dフリーザーは用途に応じて自在な仕様に設計製作できるのが強みとなっている。
▼古賀産業(株)=山口県下関市彦島迫町1の4の10、(電)083・261・4676(本社)、(電)03・5639・9387(東京)
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古賀産業の商品
「3DフリーザーTUZD」
3Dフリーザーの概念図
①3D熱交換立体ゾーンで空気分子間同士による間接熱交換
②③④商品に対して立体的に包むように冷却・冷凍
『FOOMA特集/出展企業』
2018年06月04日 19時00分 配信