山口県 「新事業分野開拓」でAOT認定

引用元:みなと新聞 2009年4月19日 掲載

「3Dフリーザー」導入支援

山口県商工労働部はこのほど、下関市のエアオペレーションテクノロジーズ(株)(AOT社、古賀靖社長)を新事業分野開拓事業者に認定した。今後、同社の食品冷却・冷凍システム「3Dチラー&フリーザー」は県認定商品として学校・病院など県営施設が導入する場合、随意契約ができる。

これは、2004年度の地方自治法施行令改正を受け、県が県内中小企業の販路開拓を支援して経済活性化につなげることを目的に2005年度から実施している制度。2008年度の認定業者はAOT社の1社で、これまで太陽光発電式LED街灯を作る宇部鋼機(株)など8社が認定されている。

県新産業復興課では今年度のAOT社の認定について「先進的技術で食品の高品質冷却・冷凍を可能にした県内企業であることを評価した」としている。

AOT社の3Dチラー&フリーザーは、世界初の通気孔のない「ダクトレス構造」を採用し、3次元の冷気で庫内の湿気を保ちながら食材全体を立体的に包み込むように冷却、冷凍するシステム。

これまでの冷却・冷凍機につきまとう着霜を大幅に減らし、従来の「3分の1のランニングコスト」で加熱食品を冷やしこむほか、庫内の細菌を限りなくゼロにし「食の安全」の要請にも応える機能を備えている。

 

AOTの3Dチラー&フリーザー(写真はKBRー10Bー200B)
非貫流式凍結装置とは
従来型凍結装置 食材 戻り空気
3DFreezer 食材 BF

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