焼きたてピザを急速冷凍|粗熱不要で品質を保つ3Dフリーザー®

本記事は、出張デモ機(3Dフリーザー®)を用いて焼きたてピザを-40℃設定で急速冷却→急速冷凍した実測レポートです。芯温-18℃到達までの目安時間や手順、解凍後の品質、導入メリットまで、現場で使える形で簡潔にまとめました。

3Dフリーザー投入前の出来立てのピザがトレーに置かれている
テスト前:焼きたて直後のピザ(投入直前)

3Dフリーザーで急速冷凍した後の綺麗なピザ
テスト後:-40℃設定で急速冷凍(After)

テスト概要(条件)

  • 対象:焼きたてピザ(一般的な業務用サイズ)
  • 機材:3Dフリーザー® 出張デモ機
  • 庫内設定温度:-40℃
  • 目標:芯温-18℃
  • 所要時間の目安:約30分(ロット量・厚み・トッピングで前後)
  • 評価観点:生地の食感(外サク/内もち)、チーズの艶・伸び、具材の水分保持、形状維持、歩留まり

手順(現場で再現しやすいフロー)

① 焼き上がり直後にトレーへ整列 → ② 粗熱取りなしで3Dフリーザー®へ投入(※3Dフリーザーは高湿度の冷気で乾燥を抑えながら急速冷却〜凍結まで一気通貫) → ③ 芯温-18℃で取り出し → ④ 速やかに保管(-18℃以下) → ⑤ 受注に合わせて解凍・再加熱・提供。

テスト結果(要点)

  • 時間:-40℃設定で約30分で芯温-18℃到達(※MIX量・生地厚で変動)
  • 品質:解凍後も外サク×内もちの食感を再現しやすく、チーズの艶・伸びも良好
  • 歩留まり:急速に通過させることで目減り・ドリップを抑制
  • 運用性:粗熱取り不要のため、冷却~凍結を一体で計画生産化しやすい

注記: 食材のサイズ・厚み、トッピング量、トレイ配置密度で時間は前後します。最適条件は現場デモで微調整してください。

導入メリット(ピザで得られる価値)

  • 味・食感:氷結晶を微細化しやすく、解凍後の生地・チーズの食感劣化を抑制
  • 生産性:ピーク時間に焼成集中→閑散時間に凍結仕込みで計画生産・省人化
  • 売上:EC・テイクアウト・冷凍ピザ販売など販路拡大に直結
  • コスト:乾燥を抑え目減り低減→原価率改善、フードロス削減

再加熱のコツ(提供品質の安定化)

  • 解凍:基本は低温帯での冷蔵解凍(時間短縮はリヒートで調整)
  • 再加熱:石窯・コンベクション等で高温短時間が目安。表面はサクッと、内部は過加熱しない設定に。
  • 包装:真空包装は霜付着と香り抜け低減に有効。ピンホールには注意。

よくある質問(ピザ編)

Q. トッピング量が多い場合、時間はどう調整?

A. 具材増で熱容量が上がるため、トレイの並べ密度を下げる or 風量/時間を増やすのが定石です。現場条件で最短値を詰めてください。

Q. 解凍後に生地がベタつく。

A. 冷蔵解凍の温度帯・時間管理を見直し、リヒートの初期投入温度を高めると改善しやすいです。包装内の結露対策も効果的。

Q. 冷凍保管はどのくらい持つ?

A. -18℃以下の管理で数週間〜数か月を目安に。ただし実際の賞味期限設計は微生物・官能評価で設定してください。

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